
内乱特検チームによって再逮捕された尹錫悦(ユン・ソクヨル)前大統領が、逮捕後に開かれた3回目の裁判にも出廷せず、「裁判ボイコット」を続けた。特検は勾引状の発付を要請し、裁判所は「刑務所(ソウル拘置所)側に健康状態が本当に悪いのか確認する」との考えを示した。
24日、ソウル中央地裁刑事25部(池貴然部長判事)は、内乱首謀などの容疑を受ける尹氏に対する第10回公判期日を開いた。尹氏は同日も法廷に姿を現さなかった。再逮捕直後に開かれた10日、17日の公判に続き、3週連続だ。
尹氏側は健康上の問題で裁判への出廷が難しいと主張している。弁護団は前日、尹氏が健康上の理由で裁判への出廷が困難であるとの意見書を血液検査の結果とともに裁判所に提出した。また、尹氏側は「(特検の)捜査手続き自体に問題があるという指摘があり、その点も出廷しない理由」と主張した。
これに対して特検は、尹氏に対する勾引状の発付を裁判所に要請した。特検は「被告人は過去9回の公判に正常に出廷しており、その期間中は健康上の理由についていかなる主張もしなかった」とし、「空腹時の血糖値が正常値を超えており長時間の公判出廷が困難だというが、逮捕適否審査の棄却により信頼性のない主張であることが確認された」と主張した。尹氏が18日、ソウル中央地裁で行われた逮捕適否審査の審問には約4時間50分の間出席したことを強調したのだ。
裁判所は「出廷拒否に対して刑事訴訟法と規則に従って調査手続きを進める」とし、「勾引が可能かどうかも確認する」考えを示した。内乱特検チームが追加起訴した尹氏の特別公務執行妨害などの事件の裁判は、来月19日に始まる。
ソン・ヘミ記者 1am@donga.com






