
就職も求職活動もせず休む30代の人口が先月、30万人に迫り、過去最多を記録した。韓国内製造業や建設業の雇用低迷が続く中、若い世代の勤労意欲が大きく低下しているとみられる。
統計庁が16日に発表した「6月の雇用動向」によると、先月の就業者数は2909万人で、前年同月比18万3000人(0.6%)増加した。しかし、5月まで5ヵ月間続いた月間就業者数の増加傾向は鈍化した。月間就業者数の増減幅は、昨年12月の非常戒厳事態の影響でマイナス(-5万2000人)を記録した後、今年1月(13万5000人)に持ち直した。その後、5月(24万5000人)まで毎月増加傾向にあったが、先月再び10万人台に減少した。
これは雇用の二大軸である製造業と建設業の景気不振が続いていることが影響しているとみられる。先月、製造業の就業者数は前年同期比8万3000人減少し、12ヵ月連続で下落傾向を示した。建設業の就業者数も9万7000人減少し、14ヵ月連続で減少した。企画財政部の関係者は「内需関連の製造業の景況が悪く、貿易リスクの影響で自動車製造業も減少傾向にある」と説明した。
好条件の雇用が多い業種での雇用不振も、20、30代の若年層の就業意欲を低下させている。先月、「休んだ」30代の人口は29万5000人で前年比1万人増加し、03年の統計開始以来、同月としては過去最多を記録した。20代の「休んだ」(39万6000人)人口も前年比1000人増加し、2020年6月(41万5000人)以来5年ぶりの高水準となった。
企画財政部の関係者は「人工知能(AI)など次世代先端産業の集中育成と主力産業の高度化を通じて韓国経済の雇用創出を拡大していく」と話した。
世宗市=チョン・スング記者 soon9@donga.com






