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没入感を高める人間俳優の声の演技、アニメと洋画の興行の成否を分ける

没入感を高める人間俳優の声の演技、アニメと洋画の興行の成否を分ける

Posted July. 12, 2025 08:28,   

Updated July. 12, 2025 08:28


人工知能(AI)を用いて相当な水準の映像と音声を同時に生成できるようになったが、従来の手法で映画を製作する業界では、アニメーションと外国映画の吹き替えに、むしろ人間の声の演技に力を入れている。どの俳優がどのように声を演じるかが映画の興行に少なからぬ影響を及ぼしているためだ。

最近、世界的な人気を博しているK-POPを題材にしたネットフリックスのアニメ「K-POPガールズ!デーモン・ハンターズ」は、韓国の俳優たちが英語吹き替えに参加し、視聴者を韓国的感性に自然に浸らせたとの評価を得ている。作中で死神でありKポップアイドルの「Saja Boys」のジヌ役の声を演じた俳優アン・ヒョソプは、「声で物語をけん引している」と好評を得ている。メイン悪党「鬼魔(ギマ)」の声は、俳優イ・ビョンホンの重厚で低い声が重心を支えた。海外では「イカゲーム」シリーズのフロントマンと同一人物であることが大きな話題になった。

スターマーケティングと現地化戦略も活発に行われている。最近「パラサイト半地下の家族」を抜いて北米で韓国映画史上最高の興行収入を記録したアニメ「キング∙オブ∙キングス」は今月の韓国公開を控えてイ・ビョンホン、チン・ソンギュ、イ・ハニ、ヤン・ドングン、チャ・インピョ、クォン・オジュンなど韓国の有名俳優らが声優陣に名を連ねている。ネットフリックスシリーズ「お疲れ様」では済州島方言の感じを再現するため、スペイン語吹き替えの場合、アルゼンチンやコロンビアなどで使われるスペイン語を採用したという。

吹き替えに参加する俳優たちが、事前に体を使って演技をして、ケミストリーを合わせるのも最近のトレンドとなっている。ネットフリックス初の韓国アニメーション映画として注目された「あの星に君がいる」では、俳優たちがコンテに合わせて手をつないだり、走ったり、服で額を拭ったり、飲み物の缶を開けたりするなど実際に演技することで、声の演技にさらに没入できるようにした。ハン・ジウォン監督は「俳優たちがより感情を爆発させることができ、躍動的な声の演技が実現した」と話した。


キム・ソミン記者 somin@donga.com