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「KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ」のOST7曲がビルボードに同時順位入り

「KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ」のOST7曲がビルボードに同時順位入り

Posted July. 10, 2025 08:35,   

Updated July. 10, 2025 08:35


K-POPを素材にしたネットフリックスのアニメー映画「KPOPガールズ!デーモン・ハンターズ」の人気が熱い中、オリジナルサウンドトラック(OST=映画音楽)7曲が米ビルボードシングルチャートに一気に名を連ねた。米現地では、映画は来年のアカデミー賞(オスカー)の長編アニメーション部門、OSTは主題歌部門賞の有力候補として取り上げられている。

8日(現地時間)に公開されたビルボードのメインシングルチャート「ホット100」で、映画の中でガールグループ「ハントリックス」が歌った「ゴールデン(Golden)」は23位を記録した。先週81位で初めて順位入り後、1週間で順位が58ランクも上がった。ボーイズグループ「Saja Boys」が歌った「ユアアイドル(Your Idol)」は、前週より46ランクが上がり31位となった。

今週は、また別のOST5曲も新たにシングルチャート入りした。ハントリックスの「ハウ・イッツ・ダン(How It’s Done=42位)」と「ワット・イッツ・サウンズ・ライク(What It Sounds Like=49位)」、「テイクダウン(Takedown=64位)」が100位内入りし、Saja Boysの「ソーダポップ(42位)」も高い順位についている。ハントリックスのルミと、Saja Boysのジヌのデュエット曲「フリー(Free=58位)」も、やはり名を連ねている。ビルボードのメインアルバムチャート「ビルボード200」では、OSTアルバムが先週より5ランク上がって3位を記録した。

アニメ映画のOST数曲が同時にビルボードチャートに上がったのは、2022年のディズニーの「ミラベルと魔法だらけの家」以来初めてのことだ。当時「We Don’t Talk About Bruno」を含め、8曲が「ホット100」入りを果たした。

OSTが人気を集め、歌を歌った歌手にも注目が集まっている。ルミの歌唱を担当したイジェは、SMエンターテインメントの研究生出身で、ガールズグループRed Velvetの曲「サイコ」の作曲家でもある。ジヌの声を演じた俳優のアン・ヒョソプは、直接デュエット曲「フリー」を歌った。

一方、米映画専門メディアのバラエティは最近、この作品を「2025アニメーション長編部門の有力候補作」とし、「アニメーションの美学とKポップの要素が結合された祭りのような作品だ」と評した。ビルボードも、「ネットフリックスが、『ゴールデン』を主題歌賞候補として公式出品する予定だ」と伝えた。アカデミーの公式Xアカウントには、「ハントリックスは、世の中だけを救ったのではなく、Spotifyも救った」という文が掲載された。

「KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ」は、K-POPガールズグループ「ハントリックス」が悪霊ハンターとして活躍するという内容だ。虎やカササギ、韓方医院や南山(ナムサン)タワーなど韓国文化が作品によく溶け込んでいるという評価を受けている。


サ・ジウォン記者 4g1@donga.com