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中国「もっとレアアースを探せ」、鉱山買い占め

中国「もっとレアアースを探せ」、鉱山買い占め

Posted July. 08, 2025 08:49,   

Updated July. 08, 2025 08:49


「中国が札束を持ってリチウム鉱山に殺到している」

英国の鉱物業界関係者は、中国が世界中の鉱山を買いあさっているとして、英紙フィナンシャル・タイムズにこう語った。昨年、中国は2013年以来11年ぶりに海外鉱山を最も多く購入した。原材料市場では約10万トンのニッケルを購入し、政府の備蓄量は半年で2倍以上に急増した。米国による通商圧力を受け、中国が自前の鉱物供給網の構築で対抗しているものとみられる。

同紙が6日、S&Pやマージャーマーケットのデータを分析した結果によると、中国が昨年買収した海外鉱山の中で取引額が1億ドル(約1365億ウォン)以上の案件は10件に上り、13年以降で最大規模だった。中国の海外鉱山への投資額も昨年は過去最大を記録した。豪グリフィス大学アジア研究所は、中国の昨年の海外鉱山投資額が221億ドルに達すると発表した。

米中の貿易対立が激化する中、中国による海外鉱山の買収は今後さらに増えるものとみられている。英スタンダードチャータードグループ(SCグループ)で金属・鉱業のグローバル統括を務めるリチャード・ホロックステイラー氏は、「中国企業による鉱山買収の傾向は、今後数年間続くだろう」と見通した。英アピアン・キャピタル・アドバイザリー創業者のマイケル・シャーブ氏も「中国企業は、地政学的な状況がさらに悪化する前の最後の『機会の扉』だと判断し、より積極的に買収合併に乗り出している」と分析した。

中国は電気自動車のバッテリー製造に必要なニッケルも大量に購入している。中国税関当局である海関総署によると、昨年12月から今年5月までの間に中国のニッケル輸入量は9万5949トンだった。これは中国政府の備蓄量(6万〜10万トン)に匹敵する量であり、半年でその量を調達したことになる。中国によるニッケルの積極的な購入については、米中貿易対立がさらに激しくなる状況に備えた戦略物資の備蓄と分析されている。世界最大のニッケル生産国であるインドネシアが生産量を急増させたことで最近ニッケル価格が20年以降で最も低い1トン当たり1万5千ドル水準で取引されていることも影響した。鉱物業界関係者は同紙に、「中国政府は今年3月に購入公告を出し、ニッケル・リチウム・コバルト・銅などのレアメタルの備蓄に乗り出した」と語った。


イ・ジユン記者 asap@donga.com