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米中貿易戦争のなか…韓国77%、日本80%「米国との関係が中国より重要」

米中貿易戦争のなか…韓国77%、日本80%「米国との関係が中国より重要」

Posted June. 20, 2025 09:18,   

Updated June. 20, 2025 09:18


東亜(トンア)日報と朝日新聞が韓日国交正常化60年を記念して実施した共同世論調査では、通商戦争やグローバルサプライチェーンの再編といった経済的不確実性の中で、韓国と日本の経済協力を強化すべきという声が大きいことが分かった。

今回の調査で「今後、韓日間で最も協力すべき分野」を尋ねた質問で、韓国の回答者は「経済」を挙げた割合が37%で最も高かった。日本でも「経済」との回答が28%で、安全保障(34%)に次いで2番目に多かった。

特に今年1月に第2次トランプ政権が発足した後、米中間の貿易摩擦が激化する中で、韓日両国民の大多数が中国よりも米国を重視すべきと答えた。「今後、経済を考慮する際、米国と中国のどちらとの関係がより重要だと思うか」という質問には、韓国人の77%、日本人の80%が米国を挙げた。中国を重視すると答えた割合は、韓国が14%、日本が11%にとどまった。

韓国人を対象に行われた調査では、グローバルサプライチェーンが再編される状況下で、韓日貿易の中核をなす先端「素材・部品・技術装備」分野の協力に関する質問も別途提示された。ここでも「協力を強化すべき」との回答が70%だった。「現状維持」は19%、「弱めるべき」は5%にとどまった。「協力強化」の回答は、世代別でもすべての年齢層で65%を超え、政治的性向別でも保守層(78%)・進歩層(69%)のいずれも高い割合を示した。

韓国の経済界でも、日本との経済協力が強化されるとの見通しが最近力を得ている。19日、韓国貿易協会によると、昨年の韓日貿易規模は772億ドル(約106兆ウォン)で、1965年以降352倍ほど急増した。韓国貿易協会は「かつては垂直的な分業関係だった両国の貿易が、相互補完的かつ水平的な関係に発展しており、今後『素材・部品・技術装備』分野での協力が拡大する可能性が高い」と分析している。

韓国と日本の経済状況を比較した際に、両国とも「韓国の方が良い」とする回答が多く出た点にも注目すべきだ。「韓国と日本のどちらの経済・生活状況がより良いと思うか」という質問では、両国とも「似ている」との回答が40%台で最も多かった。韓国人の中では韓国と答えた割合(29%)が日本(26%)よりわずかに多かったのに対し、日本人の中では韓国(37%)と答えた人が日本(12%)の3倍を超えた。10年前に行われた共同世論調査では、「韓国が日本と経済的に肩を並べていると思うか」という質問に対し、韓国人は22%、日本人は26%のみが「そうだ」と答え、比較的評価が低かったのと対照的だ。

一方、今回の共同調査は、主要7ヵ国首脳会議(G7サミット)が開かれたカナダ・カナナスキスで17日(現地時間)、李在明(イ・ジェミョン)大統領と石破茂首相による初の首脳会談が開かれる前に実施された。東亜日報は9〜10日に1010人を対象に、朝日新聞は7〜8日に1124人を対象に電話調査を行った。


洪禎秀 hong@donga.com · 林賢錫 lhs@donga.com