
「ある日、息子が悲しそうな顔で『パパはどうしてそんなに悪い人なの? どうしてたくさん人を殺したの?』と聞いてきたんです」
俳優の李炳憲(イ・ビョンホン)さん(54)は17日(現地時間)、米NBCの人気トーク番組「ザ・トゥナイト・ショー・スターリング・ジミー・ファロン」に出演し、10歳の息子とのエピソードを語った。息子がネットフリックスのシリーズ『イカゲーム』で李さんが演じた悪役「フロントマン」を本物だと誤解したという笑い話しだ。
李さんは、「息子は『イカゲーム』を見ていないが、たぶん学校の友達から聞いたのだと思う。『僕は俳優なんだよ』と説明したけれど、息子は完全には理解できていないようだった」と話した。
李さんは、今月27日に世界同時公開される『イカゲーム』シーズン3のプロモーションのために同番組に出演した。流暢な英語でジョークを交えながらファロンと会話を交わした。
李さんは、「初めて台本を読んだ時、非常に独特な構成のとても興味深いストーリーだが、同時に非常に実験的だと思った」と振り返り、「大成功するか、完全な失敗作になるかのどちらかだと思った」と語った。そして、「30年以上俳優を続けてきて、ハリウッドの大作映画にも参加したが、『イカゲーム』は韓国の監督が韓国の俳優たちと韓国語で作った韓国のストーリーだ」とし、「初めてプロモーションのためにロサンゼルスやニューヨークを訪れた時、(歓声を上げる)ファンの反応に衝撃を受けた」とも語った。
息子がフロントマンの役柄を誤解したことに関連して、「(フロントマンの正体について)家族にも話さなかったので、母親が後で知って怒ってしまった」とも話した。
司会者は「○」「×」のボタンを用意してシーズン3の内容に関する質問をした。「いつかフロントマンが主人公のスピンオフを見ることはあるか」という質問に、李さんは「○」ボタンを押した。李さんは、「確信はできないが可能性はある。何が起こるかは分からない」と答えた。
イ・ホジェ記者 hoho@donga.com






