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LGエネ、中国の自動車メーカーに1兆ウォン規模の円筒形バッテリー供給へ

LGエネ、中国の自動車メーカーに1兆ウォン規模の円筒形バッテリー供給へ

Posted June. 17, 2025 09:17,   

Updated June. 17, 2025 09:17


LGエネルギーソリューション(LGエネ)が、中国自動車メーカーのチェリー自動車に約1兆ウォン規模の円筒形46シリーズ(直径46ミリ)のバッテリーを供給する。韓国のバッテリーメーカーが、中国自動車メーカーに円筒形バッテリーを大規模に供給するのは初めて。

LGエネは16日、チェリー自動車と6年間、計8GWh(ギガワット時)規模の46シリーズの供給契約を交わしたと明らかにした。8GWhは電気自動車(EV)約12万台に搭載できる規模で、金額では約1兆ウォンの水準だ。LGエネは、チェリー自動車に来年初めから46シリーズを本格的に供給する予定だ。

LGエネが、バッテリー業界の主要競争品目である46シリーズの市場で、北米や欧州の自動車メーカーに続き、中国メーカーの受注まで確保したことで、競争力を立証したという評価が出ている。

LGエネは昨年末から、北米や欧州の自動車メーカーへの46シリーズの供給を相次いで獲得した。まず昨年10月、メルセデス・ベンツの系列会社と2028年から10年間、50.5GWh規模のバッテリーを供給する契約を交わした。具体的な内容は公開されなかったが、受注製品が46シリーズであることが分かっている。

さらに11月、米EVメーカーのリヴィアンと67GWh規模で、46シリーズの供給契約を交わした。米テスラにも46シリーズの供給を控えていることが分かっている。LGエネの金東明(キム・ドンミョン)社長は、「チェリー自動車との今回の供給契約は相当な意味を持っている」とし、「これをきっかけに、世界市場で46シリーズの受注を増やし、市場優位を先取りしていく」と述べた。

1997年に設立されたチェリー自動車は、内燃機関と純粋な電気自動車(BEV)など年間240万台(2024年基準)の自動車を生産している。主なブランドとしては、チェリーやオモダなどがある。


 パク・ヒョンイク記者 beepark@donga.com