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HD現代重工業、フィリピンの遠海警備艦1番艦を進水

HD現代重工業、フィリピンの遠海警備艦1番艦を進水

Posted June. 13, 2025 09:53,   

Updated June. 13, 2025 09:53


HD現代(ヒョンデ)重工業は11日、蔚山(ウルサン)本社で2400トン級のフィリピン遠海警備艦1番艦「ラジャ・スレイマン」の進水式を行ったと、12日明らかにした。今年3月、フィリピンの哨戒艦2番艦「ディエゴ・シラン」を進水したのに続き、今年2度目の輸出艦艇の進水式となる。これに先立って、フィリピン政府は、海軍現代化事業の一環として、HD現代重工業に護衛艦2隻、哨戒艦2隻、遠海警備艦6隻の計10隻を発注した。

今回進水した艦艇の名前は、16世紀に外国勢力の侵略に対抗してマニラを守ったフィリピンの英雄、ラジャ・スレイマンにちなんで命名された。ラジャ・スレイマン艦は、長さが94メートル、幅が14メートルの大きさに、巡航速度が15ノット(時速約28キロ)、航続距離が5500海里(1万186キロ)の性能を保有している。76ミリの艦砲や30ミリの副砲、欺瞞機発射システム、探索レーダー、電子光学追跡装置などの兵器システムも搭載される。

ラジャ・スレイマン艦は、試運転と仕上げの意匠作業などを経て、来年3月にフィリピン海軍に引き渡される。HD現代重工業は、後続の遠海警備艦5隻も順に建造し、2028年までに全て引き渡す計画だ。


ハン・ジョンホ記者 hjh@donga.com