Go to contents

西海守護55勇士の2人の娘がプロ野球で始球・始打

西海守護55勇士の2人の娘がプロ野球で始球・始打

Posted June. 11, 2025 07:59,   

Updated June. 11, 2025 07:59


西海(ソへ)守護55勇士の娘たちが、海軍将校になってプロ野球試合の始球と始打を行った。

10日、ソウル蚕室(チャムシル)野球場で行われたプロ野球LGツインズ対SSGランダースの試合で、始球と始打を行ったチョ・シウン、キム・ヘナ海軍少尉がその主人公。チョ少尉(学軍70期)の父親は、2002年の第2延坪(ヨンピョン)海戦当時、高速艇357号艇で20ミリ艦砲の射手として戦って戦死したチョ・チョンヒョン上士だ。金少尉(学士138期)は2002年、天安(チョンアン)艦襲撃事件で殉職したキム・テソク元士の娘。

2人は同日、西海守護55勇士を象徴する背番号55が書かれたユニホームを着て、マウンドと打席に立った。西海守護55勇士とは、第2延坪海戦と天安艦襲撃、延坪島砲撃戦の北朝鮮による3大西海挑発で戦死した将兵と天安艦乗組員を救助して死亡したハン・ジュホ准尉などだ。同日のイベントは、海軍が護国報勲の月の6月を迎え、韓国プロ野球リーグの後援企業である新韓(シンハン)銀行とコラボして実現した。

今年3月に任官したチョ少尉は現在、海軍教育司令部でイージス駆逐艦の戦闘体系の教育を受けている。6月の教育修了後、海軍機動艦隊司令部所属の西厓柳成龍(ソエリュソンリョン)艦の作戦補佐官を務め、領海守護の任務に乗り出す。1日に任官したキム少尉は、同じ機関で初軍班の教育を修了後、艦艇に配置され、父親の後を継いで海を守ることになる。

チョ少尉は、「大韓民国の海を命を捧げて守った西海守護55勇士の崇高な犠牲を再確認する契機になってほしい」と話した。キム少尉は、「大韓民国の海軍将校として備えるべき技量を磨き、国民の命と海を守るために最善を尽くす」と語った。


尹相虎 ysh1005@donga.com