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北朝鮮に触れず「戦争を心配しない平和な国を築くべき」、李大統領が顕忠日に演説

北朝鮮に触れず「戦争を心配しない平和な国を築くべき」、李大統領が顕忠日に演説

Posted June. 07, 2025 09:42,   

Updated June. 07, 2025 09:42


李在明(イ・ジェミョン)大統領は就任後初の顕忠日追悼式が行われた6日、「戦争の心配がない平和な国、日常が揺らがない安全な国をつくることこそ、あの崇高な犠牲と献身に対する最も責任ある応答である」と述べた。

李大統領は同日、国立ソウル顕忠院で行われた第70回顕忠日追悼式で「殉国先烈と護国英霊が守ってきたこの国をさらに輝かせることは、今日を享受する私たちに課せられた共同の責務だ」と語り、「揺るぎない平和の上に民主主義と繁栄が花開く国、自負心と誇りにあふれる大韓民国で応えよう」と呼びかけた。

李大統領は追悼辞で北朝鮮への言及を避けた。その代わり「戦争の心配がない平和」を強調し、尹錫悦(ユン・ソギョル)政権下で緊張が高まった北朝鮮との関係改善に意欲を示したものとみられる。李大統領は就任初日にも「韓米軍事同盟に基づく強力な抑止力で北朝鮮の核と軍事挑発に備える一方で、北朝鮮との対話の窓口を開き、協力と対話を通じて韓半島の平和を構築していく」と表明した。

また李大統領は、「独立運動をすれば3代が没落し、親日をすれば3代が栄えるという言葉は、もう永遠に消えなければならない」と言い、「すべての人々のための特別な犠牲には、特別な報いが与えられるべきだ」と強調した。さらに、尹政権で予算が削減された光復会に対して迅速な原状回復措置を取るよう求めた。


朴訓祥 tigermask@donga.com