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警察、選挙法違反で2100人を検挙し8人を逮捕

警察、選挙法違反で2100人を検挙し8人を逮捕

Posted June. 03, 2025 09:28,   

Updated June. 03, 2025 09:28


警察は21日、大統領選挙を控えて選挙法違反者2100人を検挙し、8人を逮捕した。選挙運動員に暴行を加えたり、横断幕のポスターを毀損したりするなどの選挙犯罪は、過去の大統領選挙より大きく増えた。先の大統領選挙に比べて、選挙暴力は2.2倍、横断幕やポスターの毀損は3倍に増加した。

警察庁は2日、今回の大統領選挙の選挙法違反者2100人のうち70人を検察に送検したと発表した。このうち、5人は逮捕状態、65人は在宅起訴の状態で検察に引き渡された。37人は不送検され、残りの1993人は捜査が行われている。3人は逮捕状態で取調べを行っている。

犯罪別に見れば、「5大選挙犯罪」と呼ばれる金品授受、虚偽事実流布、公務員の選挙関与、選挙暴力、違法団体動員で検挙された被疑者は322人。選挙運動員を殴ったり脅迫したりするなどの選挙暴力の容疑で逮捕された人は110人で、このうち6人が逮捕された。先月29日、京畿道水原市勧善区(キョンギド・スウォンシ・クォンソング)の選挙管理委員会のオフィスで、「期日前投票用紙が適切に管理されているか確認する」として選管職員と喧嘩の末に暴行した被疑者も含まれている。

横断幕やポスターを毀損した容疑が持たれている被疑者は1619人で、先の大統領選挙に比べて3倍に増えた。先月15日、ソウル東大門区(トンデムング)の街頭で、果物ナイフのついた角材で選挙の横断幕を傷つけ、警察官3人に向かって振り回して傷害を負わせた被疑者もいる。警察の関係者は、「選挙終盤に候補・支持勢力間の競争が激化したことにより、大統領選挙当日も様々な違法行為が発生すると懸念される状況だ」と明らかにした。

期日前投票期間だった先月29日と30日の2日間、投票妨害や騒ぎなどで寄せられた112通報は計135件だった。このうち、実際の違法行為は48件で、計58人が検挙された。ソウル江南区大峙洞(カンナムグ・テチドン)の期日前投票所で、配偶者の身分証で代理投票をして逮捕された期日前投票事務員も含まれている。


チェ・ウォンヨン記者 o0@donga.com