Go to contents

P3C哨戒機墜落で殉職した4将兵の告別式、息子の棺抱えて母親号泣

P3C哨戒機墜落で殉職した4将兵の告別式、息子の棺抱えて母親号泣

Posted June. 02, 2025 09:53,   

Updated June. 02, 2025 09:53


「母さんだけほっといていかないでよ」

1日、海軍P-3C海上哨戒機の墜落事故で殉職した将兵4人の合同告別式場で、戦術士カン・シンウォン上士の母親は、息子の棺おけを抱えて叫びながら号泣した。カン上士をはじめ、正操縦士のパク・ジンウ中領と副操縦士のイ・テフン少領、戦術士のユン・ドンギュ上士(以上1階級追叙された階級)に対する告別式が同日午前、慶尚北道浦項市(キョンサンブクド・ポハンシ)の海軍航空司令部の講堂で、海軍葬で行われた。遺族と軍の主要指揮官、海軍・海兵隊将兵、市民など1000人余りが参列した。

式場に入った遺族や戦友らは、遺影を見るや否や涙を流した。ヤン・ヨンモ海軍参謀総長は弔辞で、「崇高な犠牲が無駄にならないように、大韓民国の海を堅固に守り抜き、遺族のことを私たちの家族として考えて、最後まで面倒を見たい」と哀悼した。ヤン総長は弔辞を読む途中、涙をこぼした。戦友を代表して追悼の辞を朗読した615大隊のソル・ウヒョク少領は、「彼らが一瞬に私たちのそばを去ったということがまだ信じられず、空席が日々さらに大きく感じられる」と、殉職将兵たちの冥福を祈った。

殉職将兵4人は、先月29日、浦項(ポハン)慶州(キョンジュ)空港一帯で、海上哨戒機に乗って離着陸訓練を行っていたところ、近くの野山に墜落して全員死亡した。海軍は、官民軍合同事故調査委員会を構成して事故原因を調査している。


浦項=ミョン・ミンジュン記者 mmj86@donga.com