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授業中に生徒が教師を野球バットで暴行、水原市の中学校

授業中に生徒が教師を野球バットで暴行、水原市の中学校

Posted June. 02, 2025 09:52,   

Updated June. 02, 2025 09:52


 

京畿道水原市(キョンギド・スウォンシ)の中学校で、生徒が授業中に50代の教師を野球バットで暴行する事件が起きた。警察は、生徒を立件後、具体的な動機などを調べている。

京畿道水原南部警察署は1日、特殊傷害の容疑で中学生A君(14)を立件し、取調べていると発表した。警察によると、A君は先月30日午前9時50分ごろ、水原の中学校の運動場で体育の授業を受けていたところ、50代の男性教師に向かってアルミの野球バットを数回振り回して怪我をさせた容疑が持たれている。当時、同じクラスの生徒の一部が、A君を目撃後阻止したが、バットに当たった教師は、肋骨骨折などの負傷を負い、病院で治療を受けている。

警察の取調べの結果、授業当時、A君と教師と間で特別な争いやトラブルはなかったことが分かった。だが、A君が突然、「教育のやり方が気に入らない」と、教師にバットを振り回したことが分かった。通報を受けて出動した警察が学校に到着した時、A君は職員室に分離措置されていたという。A君は出動した警察に対し、「私がなぜそうしたのかよく分からない」という趣旨で陳述した。

警察は近いうちに、両親と一緒にA君を呼んで、具体的な犯行動機などを調べる方針だ。京畿教育庁は、教権保護委員会を開く予定であり、衝撃を受けた生徒たちに心理相談も提供する計画だ。

最近、生徒たちが教師に暴言を吐いたり暴行する事件が相次いで発生している。先月9日は、京畿道儀旺市(ウィワンシ)の小学校で、3年生の児童が自分のテストの誤答の採点を間違えたという理由で、担任教師を蹴飛ばし、暴言を吐く事件が発生したりもした。4月は、ソウルの高校で携帯電話でゲームをしていることを教師が指摘すると、高校3年生が携帯電話を握った手で教師を殴った。

教育部によると、昨年、地域教権保護委員会にかけられた教師暴行事件は502件で、2020年の106件と比べると、4年間で4.7倍に急増した。


 水原=イ・ギョンジン記者 lkj@donga.com