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「韓国戦争を伝える機会」、韓国戦争戦没者慰霊碑を清掃した米国防長官

「韓国戦争を伝える機会」、韓国戦争戦没者慰霊碑を清掃した米国防長官

Posted May. 27, 2025 09:04,   

Updated May. 27, 2025 09:04


24日(現地時間)、青い上着を着て運動靴を履いた男性が、黄色いブラシを持って米国の首都ワシントンのナショナルモールに現れた。彼が腕まくりをして公園内の銅像をひたすら磨いていると、彼についてきた子どもたちも真剣な表情で銅像の埃を払った。

この男性は、ヘグセス米国防長官(44歳・写真)だ。米国の戦没者追悼記念日である「メモリアルデー」(26日)を2日後に控え、自身の子どもやボランティアの家族らと韓国戦争戦没者慰霊碑を訪れたのだ。

へグセス氏は同日、「子どもたちに韓国戦争がどのような戦争で、なぜ重要だったのか、また、私たち(米軍)はなぜ今もそこ(韓国)にいるのかを理解させる時間だった」と、その意義を強調した。へグセス氏は、「子どもたちにも追悼の意味を伝えなければならない。そうすれば、彼らも次の世代にそれを伝えるだろう」と話した。

へグセス氏は「X」(旧ツイッター)にも清掃映像を投稿し、「自由のために犠牲を払った人々を決して忘れない」と書き込んだ。ダグ・コリンズ退役軍人長官も清掃に参加した。

へグセス氏の清掃は、第2次トランプ政権が在韓米軍の削減を検討しているという報道が出た直後なので、さらに注目を集めている。22日に米紙ウォールストリート・ジャーナルは、第2次トランプ政権が約2万8千人の在韓米軍のうち4500人をグアムなどインド太平洋内の別の領域に移動することを検討していると報じ、大きな波紋を呼んだ

米国防総省と在韓米軍は翌日、削減説を否定し、「米国は韓国防衛に確固たる献身をしている。新しい(韓国)政府と強固な同盟を維持・強化するための協議を期待する」と述べた。韓国国防部も、「議論された事項は全くない」と一蹴した。


崔智善 aurinko@donga.com