
6月3日の大統領選まであと13日に迫る中、最大野党「共に民主党」と与党「国民の力」の両候補の全国地域別情勢が第20代大統領選とは完全に異なることが分かった。第20代大統領選では、「国民の力」の尹錫悦(ユン・ソクヨル)候補(当時)が全国17市・道のうち10地域で勝利したが、第21代大統領選の最近の世論調査では、「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)候補が、「国民の力」の金文洙(キム・ムンス)候補を大邱(テグ)・慶尚北道(キョンサンプクト)(TK)と釜山(プサン)・蔚山(ウルサン)・慶尚南道(キョンサンナムド)(PK)を除くすべての地域で誤差範囲を超えてリードしている。保守が強い地域であるTKでも差が縮まり、PK地域でも接戦を繰り広げていることが分かった。
20日、中央選挙管理委員会によると、第20代大統領選当時、尹氏は17市・道のうち、全羅道(チョンラド)と京畿道(キョンギド)、仁川(インチョン)などを除く10地域で「共に民主党」の李在明候補(当時)に勝利した。一方、第21代大統領選の投票日まであと2週間ほどとなった現在、李氏は金氏をTK、PK地域を除くすべての地域でリードしていることが分かった。韓国ギャラップが13~15日、全国の成人男女1004人を対象に調査(信頼水準95%、標本誤差±3.1%、詳細は中央選挙世論調査審議委員会参照)した結果によると、ソウルでの支持率は李氏50%、金氏28%だった。仁川・京畿道地域でも李氏(55%)が金氏(26%)を誤差範囲を超えてリードしており、大田(テジョン)・忠清(チュンチョン)・世宗(セジョン)地域でも李氏(47.2%)が金氏(36.8%)をリードした。
慶尚道地域でも世論の変化が感知された。毎日(メイル)新聞がハンギルリサーチに依頼し、17、18日にTK居住の成人男女1111人を対象に調査(信頼水準95%、標本誤差±2.9%、詳細は中央選挙世論調査審議委員会参照)した結果によると、李氏は31.2%、金氏は54.2%だった。第20代大統領選当時の李氏と尹氏の差だった51.14ポイントから23ポイントに縮まったのだ。第20代大統領選当時のPKでの両候補の差は19.48ポイントだったが、16日の韓国ギャラップ調査の結果は誤差範囲内だった。
李氏は同日、京畿道議政府市(ウィジョンブシ)での遊説で、「6月3日は圧倒的な『懲罰の日』」とし、「一票でも必ず勝たなければならない。絶対に負けてはならない」と強調した。「国民の力」は、「政治懲罰を予告するのか」と反発した。
崔惠? herstory@donga.com