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大統領選期日前投票まで2週間、与野党候補の差は以前として広がったまま

大統領選期日前投票まで2週間、与野党候補の差は以前として広がったまま

Posted May. 16, 2025 09:27,   

Updated May. 16, 2025 09:27


大統領候補の支持率に関する定例世論調査で、最大野党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)候補が49%、与党「国民の力」の金文洙(キム・ムンス)候補が27%、保守系少数野党「改革新党」の李俊錫(イ・ジュンソク)候補が7%という結果となった。「国民の力」による大統領候補の強制交代を巡る混乱の後、初めて行われた定例調査で、李在明氏が金氏を22ポイント差でリードしている。29日から2日間にわたる期日前投票まであと2週間となる中、李在明氏の優勢が盤石となりつつある。

15日、エムブレイン・パブリック、ケースタット・リサーチ、コリアリサーチ、韓国リサーチが12~14日に全国1千人を対象に実施して発表した定例全国指標調査(NBS・携帯電話仮想番号を利用した電話面接100%方式で実施、詳細は中央選挙世論調査審議委員会ホームページ参照)で、李在明氏の支持率は1週間前の調査より6ポイント上昇し、49%を記録した。李在明氏への支持は、進歩層と中道層でそれぞれ81%、55%だった。

金氏は候補交代騒動後、27%の支持を得た。1週間前の12%より13ポイント上昇したが、以前の調査で韓悳洙(ハン・ドクス)前首相が得た23%を全て吸収したわけではない。また、先週の3者対決を想定した調査で記録した29%の支持率と大きな変化はなかった。李俊錫氏は5月1週目に6%、2週目に5%、3週目に7%と1桁台の支持率を維持した。回答を保留した人は16%で、1週間前(15%)とほぼ同じ水準だった。

3候補間の差は、各政党の大統領候補が確定する前と大きな差はなかった。同期間の4月第4週の調査で、3者対決の場合、李在明氏は46%、金氏は25%、李俊錫氏は9%の支持を得た。各政党の予備選挙、「国民の力」の強制一本化騒動を経て、公式選挙運動が始まったが、支持率への影響はなかった。

ただ、「共に民主党」の金民錫(キム・ミンソク)常任共同選挙対策委員長は同日、「李在明・金文洙候補の2者または3者対決の差は徐々に縮まると見ている」とし、「金文洙・李俊錫候補一本化があると見て備えている」と述べた。李在明氏の独走体制により、党内外から圧勝論が出ているので、警戒心を示したとみられる。

「国民の力」は、李俊錫氏との一本化に死活をかけている。しかし、李俊錫氏は、「国民の力が一本化を強要できるかもしれないが、それこそが2大政党制の弊害だ」とし、最後まで戦い抜く意志を強調した。


ユン・ダビン記者 チェ・ヘリョン記者 empty@donga.com