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大統領室移転公約で世宗市マンションの取引件数が4倍に急増

大統領室移転公約で世宗市マンションの取引件数が4倍に急増

Posted May. 12, 2025 08:57,   

Updated May. 12, 2025 08:57


先月、世宗市(セジョンシ)のマンションの取引件数が、今年1月より4倍以上伸びたことが分かった。6・3大統領選挙を控え、大統領室と国会の世宗市移転の公約が出てきて、世宗の住宅価格が揺れている。行政首都移転の期待に住宅価格が高騰後、急落した2020年の状況が再現されるのではないかという懸念も出ている。

11日、国土交通部(国土部)の実取引価格システムによると、同日までに申告された先月の世宗市マンションの取引件数は1290件で、3月の取引件数(784件)の1.6倍と集計された。1月の取引件数(305件)と比べると、取引件数が3ヵ月間で4.3倍に増えたのだ。先月の取引申告期限は今月末までで、取引件数はさらに増えるものと予想される。

世宗の住宅価格は、4月第2週から5週連続で上昇している。韓国不動産院によると、5月第1週の世宗市のマンション価格は、前週(0.49%)より0.40%上昇し、全国で最も急激な上昇率を記録した。

これは、政界を中心に大統領室や国会などを世宗市に移転しようとする動きが出ると、買収傾向が増えた影響と分析される。移転の期待が下火になれば、市場が再び冷え込む恐れがあるという懸念も出ている。2020年7月に政界から行政首都の世宗移転論が提起され、同年の世宗市の住宅価格は42.37%上昇した。世宗移転が失敗に終わり、高騰の疲労感が加わり、世宗市の住宅価格は2021年(マイナス0.68%)から2024年(マイナス6.47%)まで4年間下落した。


金鎬卿 kimhk@donga.com