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CJ第一製糖が日本に餃子工場、年間1兆1000億ウォンの市場に挑戦状

CJ第一製糖が日本に餃子工場、年間1兆1000億ウォンの市場に挑戦状

Posted May. 09, 2025 08:54,   

Updated May. 09, 2025 08:54


世界的なKフードブームを追い風に、CJ第一(チェイル)製糖が日本に1000億ウォンをかけて、餃子生産工場を建設する。年間1兆1000億ウォン規模の日本冷凍餃子市場に挑戦状を突きつけるのだ。CJグループの李在賢(イ・ジェヒョン)会長が、今年初のグローバル現場経営の日程として日本を訪ね、「再び火のついた韓流ブームのチャンスを逃すな」と指示し、新規の生産基地の拡充に拍車がかかった。

CJ第一製糖は8日、日本千葉県木更津市の「かずさアカデミアパーク」内に、サッカー場6個分の敷地(4万2000平方メートル)を買い入れ、約8200平方メートル規模の新規生産工場を建設していると明らかにした。今後、生産施設の増設を考慮し、このような規模で土地を買い入れたと、CJ第一製糖側は説明した。今回建設する工場には、最先端の生産ラインが設けられる。完成後、今年9月から「ビビゴ餃子」を生産し、日本全域に供給する予定だ。

同社は、工場建設の背景として「日本に広がっている新しい『Kトレンド』をエンジンにして生産基地を構築し、未来成長のチャンスをつかむためだ」と明らかにした。日本では、既存のKポップとKコンテンツ中心の「韓流」を越え、最近はKフードなどを前面に押し出した韓国の生活文化が人気を集めている。

今回の日本工場建設には、「韓流ブームが与えるチャンスを逃してはならない」という李会長の強力な指示が働いたという。李会長は、今年初のグローバル現場経営の日程として先月日本を訪れた。李氏は、「日本で再び火がついた韓流ブームは、Kカルチャーのグローバル拡大の決定的なチャンスであり、ビビゴなど準備された日本事業がこのチャンスを逃してはならない」とし、「現地化とグローバルインフラの構築に拍車をかけて競争力を高め、『グローバルリーディングカンパニー』へと跳躍しなければならない」と強調した。

同社は、代表製品である「ビビゴ王餃子」が年間1兆1000億ウォン規模の日本冷凍餃子市場で日本人が好む「餃子」と似ているという点をチャンスと見ている。日本でCJ第一製糖は、ビビゴ餃子や冷凍のり巻き、Kソースなどをイオンやコストコ、アマゾン、楽天などの主要流通チャンネルを通じて販売している。日本を含めた同社の海外食品事業の売上は2019年の3兆1540億ウォンから昨年は5兆5814億ウォンへと77%伸びた。同期間、食品の全体売上で海外売上の割合は、39%から49%に増えた。

同社は、海外の食品事業に力を入れるため、米国や欧州地域に相次いで生産基地を建設している。昨年11月には、ハンガリー・ブダペスト近郊のドゥナバルサニに欧州Kフードの新工場の敷地を確定し、設計に突入した。同工場は、2026年下半期(7~12月)からビビゴ餃子を生産し、欧州に販売する。同時期、米国ではサウスダコタ州スーフォールズに2027年の完工を目標に、北米アジアフード新工場をオープンした。ここは、蒸し餃子・エッグロールの生産ラインと物流センターなどを備えた北米最大規模のアジアン食品製造施設になると見られ、同社の米国中部生産拠点になる予定だ。


イ・ミンア記者 omg@donga.com