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中低価格テレビの値上げで0LED出荷台数が過去最大達成の勢い

中低価格テレビの値上げで0LED出荷台数が過去最大達成の勢い

Posted May. 05, 2025 09:32,   

Updated May. 05, 2025 09:32


今年の有機ELテレビ(0LED)の出荷台数が過去最大を記録するだろうという予測が出た。

4日、市場調査会社のオムディアによると、今年の0LEDテレビの予想出荷台数は655万台で、昨年の607万4900台に比べて7.8%増加し、過去最大を記録する見込みだ。これはコロナ禍の中、世界の家電市場が過去最大規模の特需を享受した時の出荷台数を上回る予想値だ。0LEDテレビの出荷台数は2021年に652万5600台、2022年に653万8200台を記録した。

オムディアは、「米国の関税政策で世界のテレビ市場が混乱している中、中低価格テレビの価格が上昇し、むしろ高価な0LEDテレビ市場が反射利益を受けるだろう」と予想した。また「インフレで、すべての消費財の価格が値上がり、外食や旅行、スポーツなどの活動の支出が減れば、ホームエンターテインメントの主要供給源としてテレビの役割がより一層重要になる可能性がある」と説明した。

0LEDテレビ市場は、三星(サムスン)電子とLG電子が世界市場の76%を占めている。LG電子は昨年、世界の0LEDテレビ市場で出荷台数基準に52.4%を占め、12年連続でトップの座を守った。三星電子も、0LEDテレビ市場に初めて参入した2022年の3.1%から、昨年は23.5%へとシェアを伸ばしている。

0LEDテレビ市場の拡大傾向に合わせて、0LEDパネルの出荷枚数も増加傾向を見せている。オムディアは、今年第1四半期(1~3月)の0LEDテレビ用パネルの出荷枚数を、前年同期比約10%増の140万枚と試算した。本格的に関税政策の影響を受けるとみられる第2四半期(4~6月)の出荷枚数も第2四半期基準で過去最大の187万枚と予想した。


パク・ジョンミン記者 blick@donga.com