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自動車メーカーの中堅3社、年間国内販売10万台も揺れる

自動車メーカーの中堅3社、年間国内販売10万台も揺れる

Posted May. 05, 2025 09:32,   

Updated May. 05, 2025 09:32


韓国国内の中堅自動車メーカー3社に挙げられる韓国GMとKGモビリティ、ルノーコリアの業績不振が深刻化している。逆に現代(ヒョンデ)自動車・起亜(キア)自動車のシェアは高くなり、消費者の選択権が狭くなっているという指摘も出ている。

4日、カイズユーデータ研究所によると、昨年、中堅3社の国内新車の登録台数は10万9101台だった。KGモビリティが4万6988台で最も多く、ルノーコリア(3万7822台)、韓国GM(2万4291台)の順だった。この中堅3社の年度別新車の登録台数は2020年に25万8359台でピークに達した後、減少傾向を続けている。

国内市場シェアも、5年間で半減した。中堅3社の国内シェアは、2021年の15.6%から昨年は7.6%に激減した。同期間、現代自動車・起亜自動車の市場シェアは、67.7%から74.2%に伸びた。

市場では、中堅3社の業績不振の原因として、全体業績を牽引する中核車種の不振を挙げている。生産台数や研究人材などの限界で、新車の発売が制限を受けている中堅3社の場合、主要車種が全体業績を牽引するが、最近市場で大きな注目を集めていないという。

実際、この5年間、中堅3社のベストセラーモデルの販売台数は着実に減少している。中堅3社の全車種のうち、ルノーコリアのQM6が2020年(4万7931台)、2021年(3万8031台)に販売トップにつき、2023年はKGモビリティのトーレス(3万8210台)、昨年はルノーコリアのグラン・コレオス(2万524台)が最も多く売れた。韓国自動車研究院のイ・ハング研究委員は、「構造的な理由で新車発売が低迷している中堅3社の競争力が低下しているのに対し、現代自動車・起亜自動車の市場支配力は強化されている」とし、「特定企業の過度な市場支配力の強化は、消費者権益保護のためには悪影響を与えかねない」と話した。


キム・ヒョンミン記者 kalssam35@donga.com