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韓悳洙前首相が大統領選出馬宣言、「改憲完了後、就任3年目に辞任」を公約

韓悳洙前首相が大統領選出馬宣言、「改憲完了後、就任3年目に辞任」を公約

Posted May. 03, 2025 08:44,   

Updated May. 03, 2025 08:44


韓悳洙(ハン・ドクス)前首相(写真)が2日、「就任3年目、改憲完了後に辞任」を掲げ、大統領選挙への出馬を公式に宣言した。与党「国民の力」の大統領選候補確定の前日に大統領選レースに飛び込んだ格好だ。同党の大統領選予備選候補の金文洙(キム・ムンス)前雇用労働部長官と韓東勲(ハン・ドンフン)前代表は、即座に韓悳洙氏に矛先を向け、牽制に乗り出した。

韓悳洙氏は同日午前、国会疎通館で出馬記者会見を開き、改憲と通商問題の解決、国民統合を公約に掲げ、「大統領選挙を通じて国民の選択を受けられるよう全力を尽くす」と述べた。そして、「就任初年度に改憲案を作成、2年目に改憲を完了、3年目に新しい憲法に従って総選挙と大統領選挙を実施した後、直ちに職を辞する」と述べた。さらに「新憲法に基づき、大韓民国の次の時代を開く礎となる」と強調した。3年任期短縮、分権型改憲を核心公約に掲げたのだ。

通商問題の解決については「韓米2プラス2高官級協議で非常に意味のある成果があった」とし、「解決のスピードは一層加速するだろう」と述べた。また、「社会の全ての分野で、国民統合と弱者への寄り添いがなされるように渾身の力を尽くす」と訴えた。

韓悳洙氏は候補一本化については言及しなかった。ただ、「憲法改正に賛成する方とは誰とでも協力していくつもりであり、必要であれば統合し努力する」と述べた。また、「政治が変わらなければ、民生も、経済も、外交も、改革もできない」とし、最大野党「共に民主党」と同党の李在明(イ・ジェミョン)候補を念頭に、「国益の最前線である通商外交まで政争の具にする現実は到底納得できない」と述べた。

「国民の力」の大統領選候補らは、即座に韓悳洙氏を牽制した。韓東勲氏は韓悳洙氏について「李在明氏が仕掛ける激しい泥仕合を乗り切れる人ではない」と指摘した。金氏は、出馬宣言前に調整したのかという質問に「全くない」と答えた。

李周浩(イ・ジュホ)社会副首相兼教育部長官が同日午前0時から権限代行職を引き継いだ。「権限代行の代行の代行」であり、初の閣僚序列4位の権限代行体制となる。


金埈馹 jikim@donga.com