
「李政厚が一生のファンを作った」
米大リーグの公式ホームページ「MLB.com」は29日、ソーシャルメディア(SNS)を通じてファンサービスまで上手な李政厚(イ・ジョンフ、27)にスポットライトを当てた。
李政厚が所属するサンフランシスコ・ジャイアンツは同日、「久しぶりに試合がなかった。12日のニューヨーク・ヤンキース戦から28日のテキサス・レンジャーズ戦まで『地獄の17連戦』を行った後に迎えた甘い休日だった。しかし、ジャイアンツの看板スターに浮上した李政厚のニュースは欠かさなかった。
MLB.comが公開した映像は、前日の本拠でのレンジャーズ戦のときの様子だった。試合開始直前、李政厚は観客席に向かって軽くボールを投げた。李政厚の手を離れたボールは、左手にはグローブを、右腕には幼い息子を抱いているファンに向かった。ボールを受け取ったパパは、李政厚に向かって感謝の言葉を伝えては息子にボールを渡した。思いがけないプレゼントをもらった子供は、両手でボールに触れながら満面の笑みを浮かべた。
同日の試合の最後にも李政厚が登場した。ジャイアンツは2-2で拮抗していた9回裏、内野安打を打ったエリオット・ラモスが相手野手陣の相次ぐミスでホームを踏み、サヨナラ勝ちを収めた。李政厚は一番先にラモスに駆けつけ、チームメイトたちがぶっかける飲み物を一緒に浴びながら勝利の喜びを共にした。
同日も5試合連続で安打を放った李政厚は29日現在、ナショナルリーグの打率5位(0.324)、2塁打1位(11本)、OPS(出塁率+長打率)7位(0.929)を記録し、チーム打線をけん引している。ジャイアンツも19勝10敗(勝率0.655)でロサンゼルス・ドジャースと共にナ・リーグ西地区1位タイをマークしている。ジャイアンツは30日から2日間、ナ・リーグ西地区の順位争い中のサンディエゴ・パドレスとアウェーの2連戦を行う。パドレスは17勝11敗(勝率0.607)を記録している。
チョ・ヨンウ記者 jero@donga.com