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韓悳洙氏の「4月の春夢」、憲法裁で始まり憲法裁でブレーキ

韓悳洙氏の「4月の春夢」、憲法裁で始まり憲法裁でブレーキ

Posted April. 18, 2025 09:07,   

Updated April. 18, 2025 09:07


与党「国民の力」の大統領選候補選出の局面で注目を集めた「韓悳洙(ハン・ドクス)擁立論」が、「憲法裁判所の決定」という突発的な変数に直面し、大きく揺らいでいる。憲法裁が16日、大統領権限代行の韓悳洙首相の指名権行使に対する仮処分申請を全員一致で認めたことで、韓氏の違憲論議まで浮上したためだ。大統領固有の権限である憲法裁判官候補の指名権行使で、保守陣営からは韓氏中心のビッグテント論まで出ていたが、憲法裁によってブレーキがかかったことで、政界の一部からは「憲法裁で始まり憲法裁で終わる『4月の春夢』になる可能性がある」という声も上がっている。

17日、政界によると、韓氏は憲法裁が裁判官指名の効力停止仮処分を認めたことについて、周囲にも特に立場を明らかにしていないという。ただし、本案の判断が出るまで見守るという立場で、現時点では憲法裁判官の指名撤回も検討していないという。「国民の力」内部でも、韓氏擁立論について「大義名分があってこそ議員たちも出馬を要請するが、民主的正当性の問題が生じた」という声が出ており、躊躇している雰囲気だ。最大野党「共に民主党」は、後任者がいない憲法裁判官の任期を延長し、大統領権限代行が大統領固有の権限である憲法裁判官の任命をできないようにする内容の憲法裁法改正案を同日、国会本会議で可決させた。

エムブレインパブリック、ケイスタットリサーチ、コリアリサーチ、韓国リサーチが14~16日、全国満18歳以上の有権者1001人を対象に実施し、17日に公開した全国指標調査(NBS)によると、韓氏の大統領出馬が「望ましくない」という回答は66%で、「望ましい」という回答を大きく上回った。


金埈馹 jikim@donga.com