Go to contents

またも韓国外し、米国務省高官が日本やベトナムを歴訪

またも韓国外し、米国務省高官が日本やベトナムを歴訪

Posted April. 17, 2025 08:34,   

Updated April. 17, 2025 08:34


米国のトランプ政権の外交当局者が、日本、ベトナムなどを歴訪する際、韓国は訪問しないことを決めた。戒厳事態と大統領弾劾に続き、早期大統領選の局面に入った韓国の混乱した政治状況を考慮した動きとみられる。

ただし、一部からは米当局者の韓国「外し」が両国の外交安全保障協力に支障を来す可能性があるという懸念も出ている。

米国務省は15日、ショーン・オニール国務省東アジア・太平洋局上級局幹部が16日(現地時間)から来月25日までベトナム、カンボジア、日本、ハワイのホノルルなどを訪問する予定だと、明らかにした。東アジア太平洋局は、国務省で韓国、日本、中国、東南アジア諸国連合(ASEAN)などの地域外交を統括する部署だ。

国務省によると、オニール氏はベトナムで、「包括的戦略パートナーシップ」に対する両国の理解を確認し、貿易懸案などを議論する。また、日本では日米同盟と「日米経済パートナーシップ」強化のための課題などを議論する予定だ。続いてホノルルでは、米軍関係者と会い、インド太平洋地域内の米軍駐留について協議する。

これまでにも別の米国の外交安全保障の要人が最近、アジア諸国を訪問する際、韓国を素通りすることが多かった。先月、ギャバード米国家情報長官は韓国を外して、日本など4ヵ国を訪問した。ギャバード氏は、米中央情報局(CIA)や連邦捜査局(FBI)など17の米情報機関を統括する。

ヘグゼス国防長官も先月、日本、フィリピンを相次いで訪問したが、韓国は訪れなかった。当時、韓国国防部がヘグゼス長官の訪韓を米国と協議したが、最終的に訪問先から除外されたという。


申晋宇 niceshin@donga.com