
「すべてはLG電子の投資から始まりました」
テネシー州のアラン・ボーデン経済開発庁次官(写真)は先月27日(現地時間)、米テネシー州ナッシュビルで記者と会うやいなや、LG電子の投資がこれまでテネシー州に及ぼした前向きな効果を漏れなく羅列した。ボーデン氏は、「LG電子がこの10年間、テネシー州全体で直接的間接的に創出した雇用は約2800件に上る」とし、「LG電子がテネシー州と関係を結んだ後、LG化学とLGエネルギーソリューションなどLGグループの他の系列会社に加え、他のグローバル企業もここに投資し始めた」と強調した。
ボーデン氏によると、LG電子がテネシー工場を稼動する前の2017年2月、クラークスビルのあるモンゴメリー郡の労働人口は8万1000人だった。ところがLG電子が工場を開き、商業稼動を始めると2024年12月は9万2000人に増えた。就業人口も、また同期間7万7650人から8万8375人に増加した。ボーデン氏は、「LG電子の投資が労働参加率の増加と雇用市場の拡大に前向きに働いたという指標だ」と説明した。
ボーデン氏はまた、「LG電子が、直接雇用した人材に支給する総給与は3億2500万ドル(約4800億ウォンだ)」とし、「この給与は、住民が住宅を購入したり自動車を買ったり食料品を買うなど、経済活動を通じて地域社会に再投資されている」と話した。モンゴメリー郡によると、同地域の中位世帯の所得は、2018年の5万6102ドル(約8000万ウォン)から5年後の2023年は7万5361ドル(約1億1000万ドル)へと5年間で34%以上成長した。これについてボーデン氏は、「私たちが、LG電子のような大型製造企業の誘致に集中する理由だ」と説明した。
ボーデン氏は、経済環境の変化にも関わらず、テネシー州に投資して雇用を創出している企業に対しては、支援を続けると明らかにした。ボーテン氏は、「テネシー州への外国人の直接投資は、非常に重要な要素だ」とし、「テネシーに進出した企業が、短期的にどんな影響を受けてもよく対処していけるよう引き続き支援を行いたい」と話した。
パク・ジョンミン記者 blick@donga.com