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トランプ氏、オバマ氏の肖像画を自身の「暗殺未遂」絵に差し替え

トランプ氏、オバマ氏の肖像画を自身の「暗殺未遂」絵に差し替え

Posted April. 14, 2025 08:32,   

Updated April. 14, 2025 08:32

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トランプ米大統領が、ホワイトハウスの玄関ロビーに飾られていたオバマ元大統領の肖像画を取り外し、自身が昨年7月にペンシルベニア州バトラーでの演説中に銃撃を受けながらも「戦おう」と叫んだ状況を描いた絵を飾った。AP通信などは、「米大統領の肖像画は、ほとんどが退任後にホワイトハウスに飾られる」とし、「事前予告もなく元大統領の肖像画を撤去し、その場所に現職大統領を描いた絵を展示するのは異例だ」と報じた。

米ホワイトハウスは11日(現地時間)、X(旧ツイッター)を通じて、「ホワイトハウスに新しい芸術作品が展示される」とし、オバマ氏の肖像画の代わりにトランプ氏の絵が玄関ロビーに飾られている映像を公開した。突然、オバマ氏の肖像画が消えたことをめぐり議論が起こると、ホワイトハウスのスティーブン・チャン広報部長はXを通じて、「オバマ氏の肖像画はほんの数フィート離れた場所に移動されただけだ」と明らかにした。また、「静かにしろ、愚か者」とも書いた。AP通信も、オバマ氏の肖像画はまだロビーにあると伝えた。

伝統的に、米国の大統領はホワイトハウスの玄関ロビーに直前の大統領の肖像画を飾り、歴代大統領の肖像画は別の場所に移して飾った。また、肖像画除幕式に肖像画の主人公である前大統領をホワイトハウスに招待することも慣例だった。

これにより、ジョージ・W・ブッシュ元大統領はクリントン元大統領を、オバマ氏はブッシュ氏をホワイトハウスに招待し、肖像画を公開した。しかし、オバマ氏と仲が良くなかったトランプ氏は、政権1期目の時も除幕式を行わなかった。ブッシュ氏とクリントン氏の肖像画も取り外されて倉庫に送られた。今回移動されたオバマ氏の肖像画は、バイデン大統領時代に展示されていたものだ。当時、バイデン氏は2022年、オバマ氏夫妻を招待して肖像画除幕式を行った。

一部では、トランプ氏が「バトラー銃撃事件の絵」の展示を機に、ホワイトハウスに自身の象徴的な姿を描いた絵や彫刻を積極的に設置するという見方も出ている。すでにトランプ氏は、20年の大統領選挙での敗北を不服として起訴され、検察に出頭した時に撮影されたマグショットを金色の額縁に入れてホワイトハウスの執務室前に飾っている。


キム・ボラ記者 purple@donga.com