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4人の子供の母親と陸上選手出身など、新人の巡査に

4人の子供の母親と陸上選手出身など、新人の巡査に

Posted April. 12, 2025 09:02,   

Updated April. 15, 2025 09:46

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新人警察官約2000人が9ヵ月間の中央警察学校教育を終え、治安の一線に配属された。4人の子供を育てる母親と陸上選手出身の女性も警察官の制服を着た。

11日、第315期新任警察官2354人の卒業式が忠清北道忠州市(チュンチョンブクド・チュンジュシ)の中央警察学校大運動場で行われた。公開採用で任用された巡警(巡査に相当)をはじめ、被害者心理や武道、脳波解析などの専門分野の経歴を認められて任用された警察官も同日卒業した。大統領賞は総合成績1位のユ・ビョンフン巡警(36)、首相賞は2位のチェ・セジュン巡警(31)が受賞した。行政安全部長官賞は総合成績3位のシン・ジェソク巡警(24)が受賞した。1987年に開校し、今年で38周年を迎えた中央警察学校は、今回の卒業生を含め14万人あまりの警察官を輩出した。

パク・セラ警長(40)は4人の娘を育てる母親で、育児と学業を並行しながら警察官に挑戦した。精神健康福祉センターで8年間、光州(クァンジュ)警察庁女性青少年捜査係で任期制公務員として4年間勤務するなど計12年間、心理相談をしてきた経歴が認められ、被害者心理分野の警察官に任用された。パク氏は、「犯罪被害者に役に立つことができ、あなたの娘にも尊敬される母親になりたい」と抱負を語った。

シン・ウンジョン巡警(28)は陸上選手出身だ。シン氏は2013年、全国少年体育大会400メートル、1600メートルリレーでそれぞれ金メダルを獲得した。1600mリレーでは大会新記録を打ち立てた。シン氏は、「自分の身体能力を警察官として使えるようになって嬉しい」とし「国民を守る頼もしい守護者になりたい」と話した。チョ・ソンウ巡警(29)は現場実習中に地下鉄の駅前で凶器を持った男性を発見し、三段棒で殴って制圧する活躍を見せた。

卒業式には李鎬永(イ・ホヨン)警察庁長職務代行と卒業生、家族など9000人余りが出席した。李代行は演説を通じて「一件の申告も疎かにせず、特に社会的弱者の声により暖かく答えてくれることを願う」と話した。中央警察学校の崔玹碩(チェ・ヒョンソク)校長は「準備できた治安専門家として国民により信頼される警察官になってもらいたい」と述べた。


チェ・ウォンヨン記者 o0@donga.com