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「演技に渇望」 李英愛さんが32年ぶりに演劇の舞台に

「演技に渇望」 李英愛さんが32年ぶりに演劇の舞台に

Posted April. 09, 2025 07:49,   

Updated April. 09, 2025 07:49

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「結婚と出産、育児を経て、また思春期の子どもを持つ親になったことで経験した様々なことが、演技者として大きな糧になると思いました」

演劇『ヘッダ・ガブラー』で主人公を演じ、32年ぶりに演劇舞台に上がる女優の李英愛(イ・ヨンエ)さん(54・写真)は、8日、ソウル江西区(カンソク)のLGアートセンターで開かれた制作発表会でこのように語った。李さんは、「時間と労力をかけて演技をしたいという渇望から演劇の舞台に立つことを決意した」とし、「女性として生きながら感じた様々な感情を見せたい」と話した。

『ヘッダ・ガブラー』はヘンリク・イプセンが書いた古典作品で、社会的制約と抑圧の中で自由を切望する女性の心理を探求する。演出家のチョン・インチョル氏は、「練習してみると、李さんには可愛らしく愛らしい面がたくさんある」とし、「ヘッダは恐ろしい人物だが、その間の適切なラインを見つけてお見せする」と話した。

李さんは「イプセンの作品を多数翻訳した漢陽(ハンヤン)大学の金美恵(キム・ミへ)教授とともに様々な演劇作品を見て、ヘッダを演じたいと思うようになった」とし、「普段できない行動をして『私にこんな一面があったのか』と発見するのが楽しい」と語った。演劇は5月7日、LGアートセンターで開幕する。

一方、国立劇団も5月8日から女優の李慧英(イ・ヘヨン)さん主演で『ヘッダ・ガブラー』をソウル明洞(ミョンドン)芸術劇場の舞台で上演する。李慧英さんは2012年のこの演劇の国内初演当時の主演でもあった。2人の女優がそれぞれ個性的な演技を繰り広げることが期待される。


金民 kimmin@donga.com