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警察、小学生殺害教諭の身元情報を公開

Posted March. 13, 2025 08:56,   

Updated March. 13, 2025 08:56

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先月10日、大田(テジョン)の小学校でキム・ハヌルさん(8)を殺害した教諭の身元情報が公開された。48歳の女性で、名前はミョン・ジェワン(写真)。

大田警察庁は12日、ミョン容疑者の名前と年齢、マグショット(捜査機関が撮影した犯罪者の写真)を公開した。身元情報公開審議委員会は前日、犯行の残虐性や被害の重大性、被害者遺族の意見などを総合的に考慮し、ミョン容疑者の身元情報を公開することを決定した。ミョン容疑者が「異議がない」という意思を書面で明らかにしたため、公開に至った。

ミョン容疑者の情報は、来月11日まで大田警察庁ホームページの公知事項に掲載される。マグショットはミョン容疑者の正面、左、右顔など3枚。公開された写真でミョン容疑者の首の部分には、犯行直後に自傷して静脈縫合手術を受けた跡があった。

警察によると、ミョン容疑者は犯行の1週間前からインターネットで「殺人」を検索するなど、計画的に犯行を準備していたという。犯行当日、学校近くの台所用品専門店で刃渡り16センチ、全長28センチの凶器を購入した後、視聴覚室に保管したことが分かった。視聴覚室は、ミョン容疑者が学童保育を終えたハヌルさんを誘い込んで犯行に及んだ場所だ。大田警察庁のキム・ジェチュン刑事課長は、「家庭の不和、職場の問題、自分自身に対する怒りなどが蓄積された状態で、自分より弱い相手を対象に犯罪に及んだいわゆる『怒りの転移』とみられる」と話した。

ミョン容疑者は2018年からうつ病の治療を受けていた。しかし、着実に治療を受けたわけではなく、何度も自殺未遂を試みたことが確認された。ただ、警察は犯行がうつ病とは関係ないと判断した。現在、ミョン容疑者に対する反社会性人格障害(サイコパス)の検査も行われている。プロファイラーの1次所見では、サイコパスに該当しないことが分かった。ミョン容疑者が残した遺書はなかった。ハヌルさんの遺族には謝罪の意思を示したという。

警察は、特定犯罪加重処罰法などに関する法律違反(13歳未満略取誘引)の容疑でミョン容疑者を大田地方検察庁に送致した。殺人罪は死刑、無期または5年以上の懲役に処せられるが、13歳未満の未成年者を略取誘引して殺害した罪は死刑または無期懲役に処せられる。


金兌泳 live@donga.com