Go to contents

中国のAI・ロボット「崛起」の最前線、「杭州6龍」が浮上

中国のAI・ロボット「崛起」の最前線、「杭州6龍」が浮上

Posted March. 03, 2025 09:06,   

Updated March. 03, 2025 09:06

한국어

27日午前、中国浙江省杭州市蕭山区のロボットメーカー「ユニツリー」の本社展示館。ヒューマノイドロボットが来場者に近づき、握手を求めた。また、展示館の中に設置されたステージでは、ロボット犬が宙返りなど様々な動作を披露していた。来場者から感嘆と拍手が続いた。ユニツリー関係者は、「最近、人工知能(AI)やロボットなどの分野で中国のスタートアップの技術力が話題となり、多くの人が訪れている」とし、「政府や国内外の企業関係者の『スタディーツアー』が増えている」と話した。

特に、杭州にはユニツリーのほか、最近、全世界を驚かせたAIスタートアップ「ディープシーク」、脳・コンピューター工学企業「BrainCo」などの本社もある。最近、これらの企業は中国でいわゆる「杭州6龍」(杭州で注目される6つのスタートアップ)とも呼ばれている。中国の経済中心地である上海から南西に高速列車で1時間の距離にある杭州は、1999年に馬雲が「アラババ」を創業した後、情報技術(IT)分野の拠点都市として注目され始めた。そして、ユニツリーやディープシークなど、国際的な競争力を備えたAI部門のスタートアップ企業の本社所在地として再び脚光を浴びている。

杭州が、「ファーウェイ」と「テンセント」を前面に出して中国のシリコンバレーと呼ばれた広東省深セン市を脅かしているという評価もある。香港紙サウスチャイナ・モーニングポストは先月25日、「(米中)技術競争がチップ、スマートフォン、ドローン分野からAIやロボットに拡大し、これらの企業の本社が多い杭州が新たな先端産業の中心として浮上している」と伝えた。


金喆仲 tnf@donga.com