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「死の白鳥」B-1B、第2次トランプ政権発足後初の韓半島展開

「死の白鳥」B-1B、第2次トランプ政権発足後初の韓半島展開

Posted February. 21, 2025 09:42,   

Updated February. 21, 2025 09:42


米空軍のB-1B戦略爆撃機が20日、韓米合同空中訓練を実施したと、韓国国防部が明らかにした。先月20日の第2次トランプ政権発足後、米戦略爆撃機が韓半島に展開したのは初めてだ。韓米両国を念頭に核の脅威レベルを高めている北朝鮮に警告メッセージを送ったとみられる。合同訓練には、韓国空軍のF-35Aステルス戦闘機とF-15K戦闘機、米空軍のF-16戦闘機などが参加した。

韓国軍当局は、「今回の訓練は、高度化する北朝鮮の核・ミサイルの脅威に対する米国の拡大抑止能力を示し、韓米連合戦力の相互運用性を強化するために実施された」と明らかにした。また、「韓米両国は、緊密な連携をもとに北朝鮮の脅威を抑止して対応できるよう合同訓練を拡大していき、韓米同盟の協力を強化していく」と強調した。

「死の白鳥」と呼ばれるB-1B爆撃機が韓半島に展開したのは、先月15日以来約1ヵ月ぶりだ。当時は、北朝鮮の極超音速中長距離弾道ミサイル(IRBM)挑発に対応するため、韓半島周辺上空で韓米日空中訓練を実施した。

B-1Bは核武装していないが、在来式武装能力(57トン)がB-2(22トン)やB-52(31トン)爆撃機より優れている。最大射程距離925キロの長距離空対地ミサイル(JASSM)などで、北朝鮮の核・ミサイル基地や地下バンカーなどを同時多発的に攻撃することができる。また、超音速飛行が可能で、グアムから韓国まで2時間で展開できる米国の核心戦略兵器だ。

北朝鮮は、B-1B爆撃機が韓半島に展開するたびに激しく反発してきた。韓国軍関係者は、「北朝鮮がB-1Bの相次ぐ展開に反発し、ミサイル発射などで挑発する可能性を注視している」と話した。


尹相虎 ysh1005@donga.com