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まるで「首脳会談」…マスク氏が星条旗の前でインド首相と会談

まるで「首脳会談」…マスク氏が星条旗の前でインド首相と会談

Posted February. 15, 2025 09:43,   

Updated February. 15, 2025 09:43

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第2次トランプ政権の実力者であり、大統領の「ファースト・バディ(相棒)」と呼ばれる実業家で政府効率化省(DOGE)のトップを務めるマスク氏が13日(現地時間)、ワシントンのホワイトハウス近くの迎賓館「ブレアハウス」で米国を訪問中のインドのモディ首相と会談した。マスク氏とモディ氏が座った席の後ろには星条旗とインドの国旗が並んで立っており、まるで「首脳会談」のようだった。特別政府職員(SGE)として雇用され、他の省庁のトップとは違って上院の承認も受けていないマスク氏が、最近強力な連邦政府の構造調整を推進して物議を醸している中、同日の会談でも強大な力を示したと指摘されている。

モディ氏は13日、X(旧ツイッター)を通じて、「ワシントンでマスク氏と非常に良い会談をした」とし、「マスク氏が関心を持っている宇宙、技術、革新など様々なテーマについて話し合った」と明らかにした。そして、「政府改革に対するインド政府の努力についても話した」と述べた。マスク氏は14日、Xに「(モディ氏に)会って光栄だった」と投稿した。

米紙ニューヨーク・タイムズなど主要メディアとソーシャルメディアで、両者の会談について、首脳会談のようだったという反応が出たが、トランプ氏は不快な素ぶりを見せなかった。トランプ氏は同日の記者会見で関連質問を受けると、「両者が会ったことは知っているが、企業CEOとして会ったのか、政府効率化省のトップとして会ったのかは分からない」とし、「おそらくマスク氏がインドでビジネスをしたいからモディ氏と会ったのだろう」と述べた。

モディ氏はトランプ氏との首脳会談に先立ち、マスク氏のほか、マイケル・ウォルツ大統領補佐官(国家安全保障担当)、トゥルシー・ギャバード国家情報長官(DNI)、インド系起業家でDOGEの共同トップを務めるビベック・ラマスワミ氏にも会った。

一方、マスク氏が外交の舞台に幼い息子を同伴したことも注目された。11日、ホワイトハウスの大統領執務室で開かれた記者会見で、4歳の息子、エックス・アッシュ・エートゥエルブ君を連れて登場したマスク氏は、モディ氏との会談では3人の子どもとその母親を同席させた。エックス君、3歳の双子のストライダー君とアズール君、双子の母親で、マスク氏が設立した神経科学スタートアップ「ニューラリンク」の幹部の一人であるシボン・ジリス氏が同席したのだ。マスク氏が公の場によく連れて来るエックス君は、過去にも海外の首脳と会ったことがある。エックス君は2023年、マスク氏がニューヨークでトルコのエルドアン大統領と会談した際にも同席した。


イ・ジユン記者 asap@donga.com