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「ディープシークが韓国のAI人材獲得に本腰」 米中間で人材争奪戦

「ディープシークが韓国のAI人材獲得に本腰」 米中間で人材争奪戦

Posted February. 14, 2025 08:53,   

Updated February. 14, 2025 08:53

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中国の人工知能(AI)スタートアップ「ディープシーク」が、人材スカウトのために最近、韓国の能力ある開発者の獲得に乗り出しているという。主要国の間で、AI人材をめぐる争奪戦が本格化している。

13日、韓国国内のAIスタートアップの代表は、「ディープシークをはじめとする中国のAIスタートアップが、公式採用の公告なしに業界の人脈を動員して韓国人開発者に対しスカウトの提案をしていると把握している」と明らかにした。米国巨大IT企業の韓国支社の関係者も、「普段から親交のあるディープシークの役員から、能力のある韓国人開発者を紹介してくれという連絡を受けて紹介したことがある」とし、「ディープシークでは、中国内の人材だけでなくグローバル人材の誘致にも関心が高いと理解している」と話した。

米中間でAI覇権戦争が本格化し、新産業に淘汰されないためには、韓国もAI人材の確保に積極的に乗り出すべきだという指摘が出ている。これと共に、「半導体人材流出」の事態を繰り返さないためには、中国へのAI人材流出にも先制的に備えなければならないという危機意識も大きくなっている。韓国は、医学部への偏り現象で理工系離れが目立っており、理工系を卒業しても米国など海外に人材が大勢流出しているのが現状だ。パンデミック後、海外で留学を終えてから帰国せず、地元の海外の巨大IT企業に就職したり、直ちに海外で起業するいわゆる「国内派の海外スタートアップ」も増えている。

今月6日、「ディープシークショック」に対応して、国家AI委員会が開催した官民懇談会でも、このような業界の提言があふれた。アップステージのキム・ソンフン代表は、「オープンAIなど、海外巨大IT企業を率いる韓国出身のリーダーたちを破格の待遇で連れてくるためには、年俸差の半分を政府が支援しなければならない」と提案した。AI委員会は今月中に、崔相穆(チェ・サンモク)大統領権限代行副首相主宰で会議を開き、後続対策について話し合う予定だ。


チャン・ウンジ記者 チェ・ジウォン記者 jej@donga.com