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AI導入すれば韓国GDP12%増加も、韓銀報告書で見解

AI導入すれば韓国GDP12%増加も、韓銀報告書で見解

Posted February. 11, 2025 09:27,   

Updated February. 11, 2025 09:27


人工知能(AI)の導入で韓国の国内総生産(GDP)が最大12%以上高くなる可能性があるという研究結果が出た。

韓国銀行(韓銀)は、10日に発表した「BOKイシューノート:人工知能(AI)と韓国経済」と題した報告書で、AI導入時に韓国のGDPは2050年までに4.2~12.6%程度高くなりうると分析した。同じ期間に生産性が1.1~3.2%増加し、経済成長率を押し上げることができるという見解だ。

同報告書は、「労働減少により、2023~2050年の間、韓国のGDPは16.5%減少すると予想される」とし、「AI導入時は、成長の減少幅を5.9%程度に大きく減らすことができる」と観測した。高齢化などによる労働供給の減少はAIの活用で代替することができ、生産性も高めることができるという分析だ。

AIの導入により、2030年までに半導体の需要が2倍ほど増加すると予想し、韓国が半導体特需を迎えかねないとも予測した。韓銀のオ・サムイル雇用研究チーム長は、「韓国が、現在水準の世界中の半導体市場シェア(20%)を維持すれば、半導体輸出が大きく伸びるだろう」とし、「半導体関連産業の雇用創出と生産性の増大により、前向きな効果が現れる可能性がある」と話した。

また、AIの導入で、韓国国内労働者の半分以上の51%が影響を受けるものと予想した。


イ・ドンフン記者 dhlee@donga.com