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前防諜司令官と元情報司令官 戒厳前に「不正選挙調査」を部下に強要

前防諜司令官と元情報司令官 戒厳前に「不正選挙調査」を部下に強要

Posted February. 08, 2025 08:36,   

Updated February. 08, 2025 08:36

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「12・3非常戒厳」の前に、呂寅兄(ヨインヒョン)前防諜司令官とノ・サンウォン元情報司令官が、防諜司令部と情報司令部の関係者に不正選挙疑惑を伝えるユーチューブ動画を送り、検証を指示したことが分かった。韓国軍関係者は、「不正選挙疑惑が事実ではないと報告したが、2人の司令官が検証を強要し続け、大きなストレスを受けた」という趣旨の発言を検察にしたという。

検察は、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が2人の司令官に動画を渡して検証を支持し、非常戒厳の大義名分を作ろうとしたと見ている。

7日、法曹界によると、検察の非常戒厳特別捜査本部(本部長=朴世鉉ソウル高等検察庁検事長)は、「呂氏が昨年8~10月頃、何度も極右ユーチューバーの不正選挙疑惑の動画を送り、内容を検証するよう指示した」という供述を防諜司令部関係者から得たという。防諜司令部はすでに昨年5月、「不正選挙疑惑は大法院(最高裁)の判決ですでに確定した。実現され得ない主張」という内部報告書を作成したが、呂氏が動画検証の指示を続けたという。

その後も、防諜司令部関係者たちは、「とんでもない話だ」「ばかばかしい。信じてはいけない」と極右ユーチューバーたちの主張は信憑性がないと呂氏に伝えたが、呂氏は別の動画をさらに送り、検証を指示したという。


ユ・ソンヨル記者 koo@donga.com