
「怪物DF」キム・ミンジェ(29)が頭で決勝ゴールを決め、バイエルン・ミュンヘン(ドイツ)の5連勝をけん引した。キム・ミンジェの攻守にわたる活躍をする中で、ミュンヘンは2年ぶりのリーグV奪還に向けて堅調に白星を重ねている。
キム・ミンジェは26日、ドイツ・フライブルクの敵地ヨーロッパパーク・スタジアムで行われたフライブルクとの今季ブンデスリーガ第19節試合で、ミュンヘンが1-0でリードしていた後半9分、頭でゴールネットを割った。キム・ミンジェは、ヨジュア・キミッヒがゴールポストに密着して上げたCKを頭で少し方向を変えてゴールにつなげた。昨年10月のフランクフルト戦で今季リーグ戦で初ゴールを決めたキム・ミンジェは、約3ヵ月ぶりに今季2点目を記録し、昨季記録(1得点2アシスト)を越えた。欧州チャンピオンズリーグ(CL)であげた1ゴールを入れれば、キム・ミンジェの今季の公式戦得点は3ゴールだ。
世界の最新のサッカー情報を提供する「FotMob」によると、キム・ミンジェは地上戦デュエル成功3回など、「リカバリー(パスカットまたはルーズボールの獲得)8回、インターセプトとタックル2回などを記録し、後方をよく守った。また、同日の試合で最も多い119回のパスを成功させ、「8.6」の採点をつけられ試合最優秀選手に選ばれた。キム・ミンジェは16日のホッフェンハイム戦は負傷を懸念して欠場したが、ヴォルフスブルク(18日)戦に続き、同日もフル出場した。
ミュンヘンは同日、前半15分、「主砲」ハリー・ケインの先制ゴールでリードした。得点ランキング1位のケインは今季17点目を決め、フランクフルトからマンチェスター・シティ(イングランド)に移籍した2位のオマル・マーモウシュ(15ゴール)とのゴール差を「2」に広げた。ミュンヘンは後半23分、フライブルクのマティアス・ギンターにヘディングゴールを許したが、2-1の勝利を守り切り、キム・ミンジェのゴールは決勝ゴールになった。
5連勝を飾ったミュンヘンは15勝1敗3分け(勝ち点48)で、同日RBライプツィヒと2-2で引き分けた2位のレバークーゼン(勝ち点42)との勝ち点差を「6」に広げた。ブンデスリーガ最多優勝記録(32回)を持っているミュンヘンは2022~2023シーズン以後、2年ぶりにリーグ王者奪還を狙っている。ミュンヘンのバンサン・コンパニー監督は「今日の試合がうちのチームの最も素敵な試合ではなかったが、最も素敵な勝利の一つだった」と話した。
李康仁(イ・ガンイン、24)のパリ・サンジェルマン(PSG・フランス)も開幕19試合連続無敗行進を続け、リーグ優勝に一歩近づいた。
PSGは同日、フランス・パリの本拠パルク・デ・フランスで行われた今季リーグ・アンの第19節スタッド・ランスとのホーム試合で1-1で引き分けた。今季、欧州5大リーグを通じて唯一1敗もなく首位を守っているPSGは、同日の引き分けで14勝5分け(勝ち点47)を記録し、2位のマルセイユ(勝ち点37)と勝ち点差を「10」に広げた。PSGはリーグ4連覇に挑戦している。李康仁は先発出場し、後半15分まで2回シュートを記録するなど攻守両面で活躍したが、攻撃ポイントを記録することはできなかった。
キム・ジョンフン記者 hun@donga.com