
逮捕・収監中の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が24日、「旧正月が近づくにつれ、国民の皆さんのことが思い浮かぶ」とし、「皆さんのそばで見守り、助けなければならないのに、そうすることができず残念で申し訳ない」と心境を伝えた。旧正月連休の挨拶形式の2通目の獄中からの手紙を通じて、支持層結集に乗り出したとみられる。
尹氏は同日、旧正月の連休の前に、弁護団を通じて、「乙巳年の新年は昨年より良い年になることを願う」とし、このように明らかにした。そして、「旧正月が近づくにつれ、国民の皆さんのことが思い浮かぶ」とし、「どうか、周りの困った人を気遣い、誰もが温かく幸せな名節を過ごすことを祈る」と付け加えた。
尹氏の弁護団は手紙の最後に、「尹大統領の書信の発信まで制限された状態なので、弁護人の口述で国民の皆さんに旧正月の挨拶をする」と明らかにした。これに先立ち、高位公職者犯罪捜査処(公捜処)は20日、証拠隠滅の懸念などから、ソウル拘置所に尹氏の書信の送受信禁止決定書を送った。尹氏は15日に逮捕された後もフェイスブックなどを通じて自身の考えを明らかにしてきたが、公捜処が書信の送受信を禁止したため、弁護団を通じてメッセージを伝えたのだ。
与党内部では、尹氏が「皆さんのことが思い浮かぶ」といった旧正月の挨拶を通じて支持層に向けた世論戦を続けているという見方もある。尹氏は1日、漢南洞(ハンナムドン)の官邸前に集まった支持者に「愛国市民」という表現を使い、「皆さんが苦労している姿を見ている。本当にありがたく、切ない」と述べた。そして17日の1通目の獄中からの手紙では、「多くの国民が寒い街頭に出て、国のために力を結集していると聞いた」とし、「熱い愛国心に感謝する」と強調した。
黃炯? constant25@donga.com