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中国から戻った北朝鮮貿易代表部数百人、外貨獲得のためロシアに再派遣の動き

中国から戻った北朝鮮貿易代表部数百人、外貨獲得のためロシアに再派遣の動き

Posted January. 13, 2025 08:48,   

Updated January. 13, 2025 08:48


北朝鮮が中国に派遣されて帰国した貿易代表部の人員をロシアに再派遣する動きを韓国の情報当局が注視していることが分かった。「第2期トランプ政権」の発足を控え、北朝鮮と中国当局が水面下で関係改善を図っている中、北朝鮮当局が外貨獲得の空白を埋めるために、一旦中国から帰国した貿易労働者たちをロシアに送ろうとしているようだ。

12日、東亜(トンア)日報の取材を総合すると、情報当局は、北朝鮮当局が昨年中国から帰国した貿易代表部の人員数百人をロシアに送ろうとしている動きを追跡している。このような動きは、北朝鮮の派遣労働者問題に対する中朝間の意見の相違によるものと情報当局は見ている。

中国当局は、新たに中国に入国しようとする新規労働者にビザを出さないなど、派遣労働者問題に強硬な姿勢を見せているという。中国当局は昨年、滞在期限が切れた中国内の北朝鮮労働者を全員帰国させるよう北朝鮮に要求した。

北朝鮮の労働者の海外派遣は国連安全保障理事会の対北朝鮮制裁決議違反だが、北朝鮮は中国とロシアにそれぞれ数万人の労働者を非公式に派遣したとされている。国連安全保障理事会は昨年、北朝鮮が海外労働者派遣で年間7億5千万~11億ドル(約1兆1千億~1兆6千億ウォン)を得ていると推定した。

中国当局が、中国内の北朝鮮労働者の帰国を要求するだけでなく、新規の派遣を遮断すると、北朝鮮は中国に対する反発で昨年末、中国内の貿易代表部の人員の大半を異例にも帰国させたという。統一研究院の趙漢凡(チョ・ハンボム)碩座研究員は、「北朝鮮の貿易労働者が事業を行うのに中国が便宜を図ってくれないため、平壌(ピョンヤン)では萎縮した中国内の事業をロシアに回そうとしているようだ」と指摘した。韓国国家情報院も、「中国から帰国した貿易代表部人員の再派遣の動きを追跡中」とし、「この間、中朝間で労働者関連の葛藤状況があることを把握している」と話した。

北朝鮮は外貨獲得のため、昨年から対立していた中国の代わりにロシアに新たな労働者派遣ルートを開拓してきた。昨年4月、北朝鮮のキム・スンドゥ教育相がロシアを訪れ、ロシア教育機関の北朝鮮学生の定員を増やすことを話し合い、昨年6月のロ朝間の新条約にも「教育分野の交流・協力」が明記された。その後、留学生を装った労働者が大量にロシアに向かった。対北朝鮮制裁で労働ビザの発給が難しいため、北朝鮮とロシアが観光ビザより滞在期間が長い留学生ビザを活用し、労働者を便法的に派遣する試みを本格化させたのだ。国情院は昨年10月、国会情報委員会で「(今年)ロシアに派遣された北朝鮮労働者は約4千人で、給料は月800ドル(約120万ウォン)程度と推定する」と報告した。

昨年12月16日、北朝鮮の豆満江(トゥマンガン)駅とロシアのハサン駅を行き来する旅客列車の運行も再開されたため、今年、北朝鮮労働者のロシア派遣が大幅に拡大されるとみられている。趙氏は、「北朝鮮の旅行需要が少ない状況で、ロ朝列車の開通は事実上、北朝鮮の労働者を列車で運ぶことが狙い」と分析した。


申圭鎭 newjin@donga.com