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野党「2度目の戒厳令の可能性」、国防部「要求があっても絶対に応じない」

野党「2度目の戒厳令の可能性」、国防部「要求があっても絶対に応じない」

Posted December. 07, 2024 08:49,   

Updated December. 07, 2024 08:49

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最大野党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)代表は6日、「今夜が非常に危険だという気がする」とし、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の2度目の戒厳令宣布の可能性を提起した。これに対して国防部は、「2度目の戒厳の情況だという主張は、全く事実ではない」とし、「(2度目の)戒厳発令に関する要求があっても、国防部と合同参謀本部はこれを絶対に受け入れない」と一蹴した。

李氏は同日、国会で記者団に対し「(尹大統領が)今夜、あるいは未明にまた何かをするのではないかと心配している。あの方の行動に合理的な根拠があるだろうか」と述べた。尹大統領の戒厳宣言の可能性を引き続き提起してきた民主党の金民錫(キム・ミンソク)最高委員も、同日記者会見を行い「2度目の戒厳を進言するために閣議が招集されれば、すでに辞意を表明した閣僚は全員欠席すべきだ」と主張した。

民主党は、自党所属の議員1人が2度目の戒厳宣言関連の情報提供を受けたとも主張した。盧宗勉(ノ・ジョンミョン)院内報道担当は同日、「尹大統領が(3日の戒厳令宣布後)合同参謀本部戦闘統制室を訪問した時、国会議員を逮捕しろという発言があったし、逮捕が行われない理由として軍兵力不足の話が出たという。すると、尹大統領が『兵力を投入せよ。戒厳が解除されても私がもう一度すれば良い』と話したというのが情報提供の内容だ」と説明した。

市民団体「軍人権センター」も、同日記者会見を行い、複数の陸軍部隊が8日まで「指揮官の非常招集への対応指示」を受けたとし、「2度目の非常戒厳が疑われる状況だ」と主張した。7日、尹大統領の弾劾訴追案の採決が予想されるだけに、2度目の非常戒厳を宣布しようとするのではないかと疑われるという。同センターは、「陸軍から異常兆候の情報提供を受けている」とし、「複数の部隊が上級部隊の指針により、中隊長以上の指揮官は8日まで指揮官の非常招集がありうるので休暇を統制するという指針を受けた」と話した。

2度目の戒厳に向けた準備説が広がると、軍当局が乗り出して可能性を一蹴した。金善鎬(キム・ソンホ)国防部長官職務代行(次官)は記者ブリーフィングを通じ、「今日午前、一部で提起された『2度目の戒厳情況』の主張は全く事実ではない」と明らかにした。さらに、「兵力移動は、合同参謀本部議長の承認があった時にのみ可能だ」とし、3日夜のように特殊戦司令部など一部の兵力が合同参謀本部議長の統制なしにむやみに移動することはないと明らかにした。

軍人権センターが提起した休暇統制疑惑に対しても、陸軍は「陸軍本部のレベルで、8日までに中隊長級以上の指揮官に対する外出(外出・外泊休暇の通称)禁止指示を出したことはない」と反論した。合同参謀本部も同日、「2度目の戒厳はない」と一蹴した。


孫孝珠 hjson@donga.com