
今年まで米大リーグのオールスターゲームに一度でも出場した選手は2009人。このうち166人がオールスター戦で本塁打を記録し、84人が勝利投手を経験した。そしてオールスター戦でこの二つを記録した選手は大谷翔平(30・ロサンゼルス・ドジャース)だけだ。
大谷は17日、テキサス・レンジャーズのホーム球場グローブライフ・フィールドで行われた2024オールスター戦にナショナルリーグの2番・指名打者として先発出場し、0-0の同点だった3回表の無死1、2塁の状況で右フェンスを越える先制3ラン本塁打を放った。大谷がオールスター戦で放った初本塁打だ。
大谷は、「これまでオールスター戦ではうまく打てなかったが、良い打球を送っただけで安心できる」と話した。大谷はこれまでの3度のオールスター戦に6回打席に入り、安打一本だけを記録していた。その代わり、投手としてはロサンゼルス・エンゼルス所属だった2021年のオールスター戦にアメリカンリーグ先発としてマウンドに立ち勝利投手になったことがある。
今年のオールスター戦MVPには大谷ではなく、ジャレン・デュラン(28、ボストン・レッドソックス)が選ばれた。デュランは3-3の同点だった5回裏、決勝2ランを放った。初出場のオールスター戦でMVPを獲得したデュランは「超現実的な瞬間」と感激した。ア・リーグは、最近の10回のオールスター戦で9勝1敗とリードしている。
前日開かれた本塁打ダービーで酔った状態で国歌を独唱して批判を受けた歌手イングリッド・アンドレスは同日、ソーシャルメディアを通じて謝罪の意を伝えた。アンドレスは1990~2008年、デトロイト・タイガースとコロラド・ロッキーズでコーチ生活をしたブラッド・アンドレスの娘だ。
姜泓求 windup@donga.com