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Kミュージカル「グレート・ギャツビー」でトニー賞衣装賞、韓国系デザイナーの快挙

Kミュージカル「グレート・ギャツビー」でトニー賞衣装賞、韓国系デザイナーの快挙

Posted June. 18, 2024 09:09,   

Updated June. 18, 2024 09:09

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米国演劇・ミュージカル界のアカデミー賞と称され最高権威を誇るトニー賞授賞式で韓国系のデザイナー2人が受賞する快挙を遂げた。

16日(現地時間)、ニューヨークのリンカーンセンターで開かれた第77回トニー賞授賞式でミュージカル「グレート・ギャツビー」で舞台衣装を担当した韓国系デザイナーのリンダ・ジョーさんが衣装デザイン部門を受賞した。リンダ・ジョーさんは授賞式直後に応じた地元メディアのブロードウェイワールドとのインタビューで、「グレート・ギャツビーには本当に特別なことが多い。プロデューサーは韓国人(製作会社オディカンパニー代表のシン・チュンスさん)で、ヒロインはアジア人だ」とし、「このミュージカル衣装のために本当に多くの人々が一緒に仕事した。彼ら全員に感謝する」と受賞の感想を語った。

もう一人の韓国系デザイナーであるハナ・スヨン・キムさん(39、韓国名キム・ハナ)は、同僚とともにミュージカル「アウトサイダー」で照明デザイン部門を共同受賞した。キムさんは授賞式直後、東亜(トンア)日報の電話取材に対し、「誰も認めてくれない見知らぬ地の演劇界に入った後、財政的な問題などで諦めたかったことも一度や二度ではない」とし、「韓国で大企業に就職し、安定した給料をもらう友人たちの話を聞くたびに、不安な人生について疑問もあったが、今は他の韓国系の友人たちに希望を与えることができて嬉しい」と話した。

ソウルで生まれたリンダ・ジョーさんは、生後9ヵ月の時、両親と一緒にカナダに移民した。医者になるのが夢だったが、道を変えてカナダのマクギル大学心理学科を卒業した後、米イェール大学演劇大学院で修士号を取得した。ブロードウェイデビュー作であるミュージカル「ジェントルマンズガイド」で2014年にトニー賞衣装デザイン部門を受賞し、10年ぶりに同じ部門での受賞となった。「グレート・ギャツビー」ではヒロインのデイジー役を演じた俳優イヴァ・ノブラザダの華麗なドレス10着を含め、計350着余りの衣装をデザインした。

特に「グレート・ギャツビー」は韓国の公演製作会社オディカンパニー代表のシン・チュンスさんが単独リードプロデューサーとして参加した作品という点で意味が大きい。韓国人が単独プロデューサーと務めたミュージカルがトニー賞を受賞したのは初めて。シンさんは東亜日報の電話取材に対し、「リンダ・ジョーは自分の解釈を加え、1920年代の衣装を洗練させて見事に再現した」とし、「韓国人がブロードウェイの辺境から中心へと進んだという意味は大きい」と語った。

キムさんは、父親のキム・ホンジュン韓国映像資料院長が米国に留学していた時代に生まれた。3歳の時に韓国に来て学生時代を過ごし、ソウル大学視覚デザイン科を卒業した。映画美術を勉強したくて米国に留学し、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)で舞台デザインの修士号を取得した。約10年間、米国公演界で舞台デザイナーとして活動し、「アウトサイダー」でブロードウェイデビューした。


イ・ホジェ記者 hoho@donga.com