Go to contents

大韓医師協会が18日の集団休診を宣言、町の病院も休診

大韓医師協会が18日の集団休診を宣言、町の病院も休診

Posted June. 10, 2024 09:04,   

Updated June. 10, 2024 09:04

한국어

大韓医師協会(医協)が18日、全国の開業医まで参加する集団休診(ゼネスト)を行うことを明らかにした。医師集団の休診は2000年、2014年、2020年に続き4回目。ソウル大学医学部・病院の教授らも17日から無期限休診に突入する予定で、医療空白がさらに大きくなるという懸念が出ている。

医協は9日、全国医師代表者大会を開き「18日に全面休診と総決起大会を開く」と発表した。大韓医師協会によると、4日から7日にかけてオンラインで行われたゼネスト投票で有効投票者11万1861人のうち7万800人(63.3%)が参加し、5万2015人(73.5%)が休診を含む団体行動に賛成したという。医協は3日、緊急常任理事会でゼネスト日を20日に決めたが、実行時点を2日繰り上げた。17日に予定されているソウル大医学部・病院の集団休診日の翌日に続けてストを行うことで、効果の最大化を狙っているものと見られる。

大韓医師協会の林賢澤(イム・ヒョンテク)会長は「(医学部増員という)政府の無責任な行為に対抗し、韓国の医療を救うため、あらゆる手段と方法を動員して総力戦を繰り広げる」と述べた。2月から始まった研修医(インターン、レジデント)の離脱で、大学病院などが診療に支障をきたしている中、町の病院や医院まで休診すれば、患者らの苦痛はさらに高まるものと見られる。医協関係者は「19、20日にどうするかは政府次第だ」として、ストが2日間以上に長くなる可能性も示唆した。

韓徳洙(ハン・ドクス)国務総理はこの日、政府ソウル庁舎で行った国民談話で「医療界と患者が積み上げてきた社会的信頼が、一部の人々の強硬な主張で一瞬にして崩れてはならない」と述べ、スト計画の撤回を促した。


朴星民 min@donga.com