
韓進(ハンジン)グループの趙源泰(チョ・ウォンテ)会長(写真)が「10月末までに米国からアシアナ航空との統合関連の承認が得られる予定だ」と発表した。
趙氏は2日(現地時間)、ブルームバーグ通信とのインタビューで「米国と欧州連合(EU)が承認条件として要求したすべてのことをやった。(統合)完了に向け最後まで最善を尽くしたい」と述べた。
大韓航空は現在、アシアナ航空統合のために米司法省(DOJ)の承認のみを残している。2021年、アシアナ航空との企業結合を申告した後、必須申告国14カ国のうち、米国以外の13ヵ国の承認は獲得した。
当初、大韓航空は6月末に米国の承認が下りると予想していた。しかし米国側が「EUが統合承認の条件として提示したアシアナ航空の貨物売却などの進捗状況を確認してから、承認するかどうかを決める」という趣旨の立場を明らかにしたという。アシアナ航空の貨物事業の売却手続きが完了する10月頃になって、米国の公式立場が出るものとみられる。
趙氏は、航空機の追加導入の可能性も明らかにした。「ボーイングから30機を購入する計画で、機種はボーイングのB787ドリームライナーになる可能性が高い」と話した。
ピョン・ジョングク記者 bjk@donga.com