アラブ首長国連邦（ＵＡＥ）のムハンマド・ビン・ザーイド・アール・ナヒヤーン大統領（写真）は２８日、尹錫悦（ユン・ソクヨル）大統領の招待で韓国を国賓訪問した。両国首脳は、国防分野の協力をより高いレベルに拡大するための首脳間の議論と共同日程を共にするという。ＵＡＥの現職大統領の韓国訪問は初めてだ。主要グループのトップらも、経済協力の議論のため、ムハンマド大統領と面談した。
尹大統領は、同日訪韓したムハンマド大統領と夫婦同伴で昌徳宮（チャンドクグン）の芙蓉池（プヨンジ）一帯を散歩し、伝統公演の観覧や茶談などを共にした。昨年の首脳会談でＵＡＥが約束した３００億ドル（約４０兆ウォン）規模の投資約束に関する点検や、両国間の追加的協力分野に対する議論などが、２９日の首脳会談で行われるという。両国は、エネルギーと国防・防衛、建設、先端技術など様々な分野で協力関係を構築している。
ＵＡＥは、中東諸国の中で韓国と唯一「特別戦略的パートナー関係」を結んでいる主要友好国であるだけに、格別な礼遇が続いた。ムハンマド大統領が搭乗した航空機が韓国防空識別圏（ＫＡＤＩＺ）に入ると、空軍戦闘機（Ｆ１５Ｋ）４機が護衛飛行を繰り広げた。
ムハンマド大統領は、尹大統領との親交の日程や晩餐に先立って、経済協力を議論するため財界トップらと会った。三星（サムスン）電子の李在鎔（イ・ジェヨン）会長やＳＫグループの崔泰源（チェ・テウォン）会長、現代（ヒョンデ）自動車グループの鄭義宣（チョン・ウィソン）会長、ハンファグループの金東官（キム・ドングァン）副会長、ＨＤ現代の鄭基宣（チョン・ギソン）副会長、ＧＳグループの許兌秀（ホ・テス）会長など、トップらは同日午後、ソウル中区（チュング）のロッテホテルソウルで、ムハンマド大統領と１時間ほど懇談会を行った。
イ・サンホン記者 dapaper@donga.com
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