三星電子の第1半期営業利益が10倍増、「半導体の長いトンネルは終わった」
Posted April. 06, 2024 08:45,
Updated April. 06, 2024 08:45
三星電子の第1半期営業利益が10倍増、「半導体の長いトンネルは終わった」.
April. 06, 2024 08:45.
by 郭道英 now@donga.com.
三星(サムスン)電子は、メモリ半導体市場の回復と新作人工知能(AI)スマートフォン「ギャラクシーS24」シリーズの販売好調で、第1四半期(1~3月)に「アーニングサプライズ」を記録した。全体営業利益は1年前の10倍に跳ね上がり、半導体(DS)部門は5期ぶりに黒字に転じ、「半導体業界の長いトンネルが終わった」という期待が高まっている。三星電子は5日、第1四半期の連結基準の売上が71兆ウォン、営業利益は6兆6000億ウォンと暫定集計されたと明らかにした。前年同期比売上は11.4%伸びており、5期ぶりに70兆ウォン台を回復した。営業利益は前年同期比931.3%増となり、昨年の年間営業利益(6兆5700億ウォン)を上回った。これは、証券街のコンセンサス(予測値の平均)である5兆4000億ウォンを22.2%も上回った数値だ。関連業界によると、メモリ半導体のダウンサイクル(低迷期)の直撃を受けたDS部門で、1兆ウォン以上の営業利益を上げ、好業績を牽引したと推定される。DS部門は、昨年第1四半期に営業利益が赤字に転じ、昨年は14兆8700億ウォンの赤字を出した。半導体業界では、2022年第4四半期(10~12月)はSKハイニックスとマイクロン、昨年第2四半期(4~6月)は三星電子へと続いたメモリ半導体の減産効果が、本格的に反映されたと見ている。AIチップに入る高帯域幅メモリ(HBM)などの高付加価値製品の需要が増えていることも、影響を及ぼした。半導体産業協会のアン・ギヒョン専務は、「現在のメモリの上昇局面は、在庫評価上昇とサーバー需要に頼った側面が大きい」とし、「このような傾向が、モバイル、パソコンなどの情報技術(IT)機器の需要回復にまでつながるためには、米政府の基準金利の緩和政策などが後押しされなければならないだろう」と話した。
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三星(サムスン)電子は、メモリ半導体市場の回復と新作人工知能(AI)スマートフォン「ギャラクシーS24」シリーズの販売好調で、第1四半期(1~3月)に「アーニングサプライズ」を記録した。全体営業利益は1年前の10倍に跳ね上がり、半導体(DS)部門は5期ぶりに黒字に転じ、「半導体業界の長いトンネルが終わった」という期待が高まっている。
三星電子は5日、第1四半期の連結基準の売上が71兆ウォン、営業利益は6兆6000億ウォンと暫定集計されたと明らかにした。前年同期比売上は11.4%伸びており、5期ぶりに70兆ウォン台を回復した。営業利益は前年同期比931.3%増となり、昨年の年間営業利益(6兆5700億ウォン)を上回った。これは、証券街のコンセンサス(予測値の平均)である5兆4000億ウォンを22.2%も上回った数値だ。
関連業界によると、メモリ半導体のダウンサイクル(低迷期)の直撃を受けたDS部門で、1兆ウォン以上の営業利益を上げ、好業績を牽引したと推定される。DS部門は、昨年第1四半期に営業利益が赤字に転じ、昨年は14兆8700億ウォンの赤字を出した。
半導体業界では、2022年第4四半期(10~12月)はSKハイニックスとマイクロン、昨年第2四半期(4~6月)は三星電子へと続いたメモリ半導体の減産効果が、本格的に反映されたと見ている。AIチップに入る高帯域幅メモリ(HBM)などの高付加価値製品の需要が増えていることも、影響を及ぼした。
半導体産業協会のアン・ギヒョン専務は、「現在のメモリの上昇局面は、在庫評価上昇とサーバー需要に頼った側面が大きい」とし、「このような傾向が、モバイル、パソコンなどの情報技術(IT)機器の需要回復にまでつながるためには、米政府の基準金利の緩和政策などが後押しされなければならないだろう」と話した。
郭道英 now@donga.com
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