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「テラ」クォン・ドヒョン被告の韓国送還に待った! モンテネグロ検察が異議申し立て

「テラ」クォン・ドヒョン被告の韓国送還に待った! モンテネグロ検察が異議申し立て

Posted March. 23, 2024 08:46,   

Updated March. 23, 2024 08:46

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モンテネグロの検察が、暗号資産テラ・ルナ暴落事態の主犯であるテラフォームラボ代表のクォン・ドヒョン被告を韓国に送還することにした裁判所の決定に、異議申し立てをした。現地の最高裁の判断によって従来の決定が覆され、クォン被告は韓国ではなく、米国に送還される可能性もある。

モンテネグロ最高検察庁は21日(現地時間)、「(現地の)控訴裁判所が犯罪人引渡しの手続きを守らなかった」と声明を出し、最高裁判所に対し、「適法性保護」を申請したと明らかにした。犯罪人引渡しの決定は司法省長官の専属権限であるが、ポドゴリツァ控訴裁判所がこれに反して略式手続きでクォン被告の韓国送還を決めたという趣旨だ。

もしモンテネグロ最高裁がこれを受け入れれば、クォン被告の送還国は現地の司法省が決めることになる。現地の検察は、「1ヵ月前、裁判所が権被告の米国送還を略式決定した時は黙っていた。ところが、クォン被告の送還国が韓国に変わった後に異議申し立てをしたことを考慮すれば、現地の法務部はクォン被告の米国送還を好むものと分析される。現地法によると、最高裁判所は4ヵ月以内にこれを受け入れるかどうかを決めなければならない。当初、クォン被告は今週末、韓国行きの飛行機に乗るものとみられていた。


ソン・ジュンヨン記者 hand@donga.com