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在韓米空軍、訓練ブリーフィングで「中国ミサイルが同盟を脅かす」様子を異例の公開

在韓米空軍、訓練ブリーフィングで「中国ミサイルが同盟を脅かす」様子を異例の公開

Posted May. 15, 2024 08:35,   

Updated May. 15, 2024 08:35

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在韓米軍第7空軍の部隊が、在韓・在日米軍基地に対する中国のミサイル脅威および中国が南シナ海に建設した人工島の実態などについてブリーフィングするの様子を公開した。今月初めの準備態勢訓練の事前ブリーフィングで、在韓・在日米軍基地を射程圏内に置く中国のミサイルの脅威などを異例にも公開したもので、米中対立が激化する中、それだけ中国の軍事的脅威を深刻に認識していることを強調する狙いがあるとみられる。同時に、今後の米軍訓練のシナリオにこのような認識を積極的に反映させようとしているのではないかという観測も流れている。

米第7空軍は最近ホームページに、全羅北道(チョンラプクト)の群山(グンサン)基地の第8戦闘飛行団で2日に行われた訓練ブリーフィングの写真数枚を公開した。6~10日の基地防衛及び準備態勢訓練に先立ち、韓半島と域内の軍事動向に関する部隊独自の情報ブリーフィングを紹介したものだ。

写真には、情報兵と部隊員が大型スクリーンに、「中国の域内ミサイルの脅威」というタイトルで、中国の主要弾道ミサイルの射程圏と巡航ミサイルの種類などを指揮官にブリーフィングする姿が映し出された。スクリーン下部には、「弾道ミサイルだけでなく、巡航、極超音速、対艦ミサイルなど、中国の多様で多くのミサイル戦力がインド太平洋地域の米軍と同盟軍に深刻な脅威」と書かれている。

特に、中国の短距離弾道ミサイル(SRBM)は群山基地と在日米軍の三沢基地を、準中距離弾道ミサイル(MRBM)はグアムを射程圏内に置いていると表示した。ブリーフィングの場面には、中国が南シナ海に一方的に設定した九段線の中にコンクリートなどで埋め立てた7つの人工島の位置と写真も掲載された。

米第7空軍は、具体的なブリーフィング内容については言及しなかったが、「訓練期間中、情報要員は指揮官に任務を効果的に完遂するための状況情報と訓練シナリオをアップデートして提供する」と説明した。第8戦闘飛行団の情報将校は、「私たちは訓練シナリオを可能な限り現実的にするために努力している」と話した。


尹相虎 ysh1005@donga.com