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バイデン氏の自虐ギャグ「大統領になるには年を取りすぎた、私ではなく」

バイデン氏の自虐ギャグ「大統領になるには年を取りすぎた、私ではなく」

Posted March. 19, 2024 08:50,   

Updated March. 19, 2024 08:50

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「今は午後10時?寝る時間を6時間も過ぎた」

米史上最高齢の大統領であり、11月の再選街道で高齢や健康不安説などで攻撃を受けているバイデン米大統領(81・写真)が、年齢を題材にした「自虐ギャグ」を披露した。高齢の懸念を払拭するためのツールとして「笑い」を選んだのだ。

バイデン氏は16日、ワシントンのあるホテルで開かれたジャーナリスト団体「グリディロン・クラブ」の夕食会に登場し、80代の自身は午後4時に就寝しなければならないと言って出席者の笑いを誘った。毎年3月に開かれるこの夕食会は、1885年以降、スティーブン・グローバー・クリーブランド元大統領を除くすべての大統領が出席した。世界最高権力者である現職の米大統領がどれだけ自分を戯画化し、下げられるかを美徳とする。11月の大統領選挙でバイデン氏と争うトランプ前大統領は2018年に出席した。

バイデン氏は、1942年生まれで同い年の米上院共和党トップの院内総務ミッチ・マコーネル氏が最近、11月に院内総務を辞任すると明らかにしたことについて、「友人が『全盛期』に去る姿を見たくない」と述べた。80代はまだ全盛期だと主張したのだ。

バイデン氏は、複数の民事・刑事訴訟に伴う法律費用で資金難に陥ったトランプ氏は、彼自身が導入した学生ローン減免政策の対象者になれないと皮肉った。そして、「敗者のような男(トランプ氏)が近づいてきて『借金に押しつぶされている』と言うので、『すまない、ドナルド、助けてあげることはできない』と言った」と述べ、また笑いを誘った。

バイデン氏は、「今週の最大のニュースは、民主党と共和党の大統領候補が確定したこと」とし、「一人の候補は大統領になるには年を取りすぎて精神的にも不適切であり(トランプ氏)、もう一人は私だ」と述べた。トランプ氏が遊説中に自分とオバマ元大統領を混同したことを皮肉り、「私は2020年の大統領選で勝った人(トランプ氏)と競っているが、彼は自分がオバマ氏と競っていると思っている」と話した。

バイデン氏は、トランプ氏とロシアのプーチン大統領の接近を強く批判し、「民主主義と自由が文字通り攻撃されている」と懸念した。


ワシントン=ムン・ビョンギ特派員 weappon@donga.com