総選挙、与党の忠清道の現職議員９人に７人が入れ替え

与党「国民の力」の忠清（チュンチョン）地域の現職議員９人のうち７人が党内選挙を行うことになった。鄭鎮碩（チョン・ジンソク）議員（５期・忠清南道公州－扶余－青陽）、成一鍾（ソン・イルジョン）議員（２期・忠清南道瑞山－泰安）議員の２人だけが公認を受けた。これまで比較的入れ替わりが少なかった忠清でも、現職議員が大挙して党内選挙を行うことになったのだ。党指導部が、慶尚道（キョンサンド）圏の公認発表を控え、「現職議員の評価の結果、カットオフ（公認排除）対象が慶尚道圏に最も多い」と明らかにしたことで、慶尚道圏でも「入れ替え」に対する緊張感が高まっている。

同党の鄭永煥（チョン・ヨンファン）公認管理委員長は１６日、ソウル汝矣島（ヨウィド）の中央党本部で記者会見を開き、忠清と京畿道（キョンギド）、全羅南道（チョンラナムド）の一部に対する公認面接の結果を発表した。現職議員では、鄭鎮碩氏、成一鍾氏のほか、金学容（キム・ハクヨン）議員（５期・京畿道安城）、宋錫俊（ソン・ソクジュン）議員（２期・京畿道利川）が公認を受けた。

これまで同党の現職議員が自分の選挙区で公認を受けたケースは、ソウル・仁川（インチョン）・忠清南道（チュンチョンナムド）各２人、京畿道３人の９人。これらの地域の同党の現職議員は計２６人で、３人に１人だけが公認を受けたことになる。

公認の結果発表を控えた慶尚道地域の議員らの緊張感も高まっている。慶尚道地域の同党の現職議員は計５６人。張東赫（チャン・ドンヒョク）事務総長は同日午前、記者団に対し、「下位１０％（カットオフ）と下位３０％（減点対象）の比率では、慶尚道圏の議員が最も多いだろう」と強調した。これは、「慶尚道でカットオフされたり減点を受けたりした現職議員が多いということだ。

同党は同日、ソウル７、京畿道４など２２の選挙区の党内選挙の候補も確定して発表した。忠清南道洪城（ホンソン）－礼山（イェサン）では、４期の洪文杓（ホン・ムンピョク）議員と姜升圭（カン・スンギュ）元大統領市民社会首席秘書官が党内選挙を行うなど、３ヵ所で現職議員と龍山（ヨンサン）大統領室出身の参謀が対決することになった。


金埈馹 jikim@donga.com